日本人には驚いた! 1000年間も肉を食べなかったそうだ=中国メディア
記事はまず、日本では牛、馬などは4世紀ごろに朝鮮半島からもたらされたもので、それ以前に猪や豚はいたが、数は非常に少なかったと紹介。さらに、5世紀ごろに伝わった仏教は殺生や肉食を「地獄に落ちる罪」と説いたと指摘。
文章は、日本人は肉食に対して嫌悪感を持つようになり、最終的に675年には天武天皇が「肉食禁止令」を出したのと紹介。日本は、下層の者がいやしい食べ物である肉を食べることはあるが、基本的には「魚は食べるが獣肉は食べない」という「半精進料理」の時代になったと表現した
文章は続いて、横浜、東京、大阪などでは牛鍋店が大いに繁盛と紹介。当時の日本人にとって、牛肉の味は二の次の問題であり、「牛肉食が文明開化そのもの」であることが重要だったと紹介した。
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◆解説◆
中国では、日本旅行が注目されていることもあり、日本料理や日本の伝統文化全体への関心が高まっている。上記記事も、読者需要に応じて、日本の肉食の歴史を紹介したものだ。客観的に紹介しており、意図的な主張は特にないが、日本社会は古くから外部の影響を強く受けたことなどが、読み取れる。
中華文明圏は古くから、食べ物についての禁忌が少なかったと言ってよい。ただし現在の中国ではイスラム系の人々(回族、ウイグル族など)が豚肉を食べない。また、古い時代の中国人(漢人)は犬肉を好んで食べたが、犬食文化が残っているのは南部の一部地域だ。
現在の漢族、特に中国北部に住む漢族のほとんどは、北方遊牧民族の血筋であるため、犬食を嫌悪する遊牧民族の感覚が受け継がれたとの見方がある。
「食の禁忌」はについては、「自分は食べないもの」を食べる人に「強い嫌悪感」を感じ、場合によっては「あたかも合理的に見える」理由を作ってまで、他人が食べることも禁止しようとすることだ。なお、食べ物の「禁忌」については、対象が動物性である場合が圧倒的に多い。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:123RF)
