「このキャンプで得る事は大きいものがあると思うので、ひとつもあますことなく持ち帰ってください」。今年で7回目を迎える車椅子バスケットボールの『Jキャンプ』。取材のため、山口県スポーツ交流村を訪れた井上雄彦は参加者を前に、こう挨拶した。短い言葉のなかに、彼のさまざまな想いが込められていることは容易に察しがついた。車椅子バスケとは、スピード、フィジカル、タクティクス、すべての要素を必要とした、アスリート