宮城県白石市には、個性豊かな2つの古湯が息づいています。1つは、1428年に農夫が鎌の先で掘り当てたと伝わる「鎌先温泉」です。600年以上の歴史を誇り、「傷に鎌先」と呼ばれるほど切り傷への特効がある薬湯として、古くから湯治客に愛されてきました。山あいの谷底に数軒の宿が並び、大正時代の木造建築が残るなど、古き良き湯治場の情緒が色濃く漂っています。もう1つは、開湯800年を数える「小原温泉」です。源義経の家臣・常