フェラーリの競技史における重要な転換期に構想されたフィアット・ディーノ・ベルリネッタ・スペチアーレは、1960年代イタリアン・コンセプトカーの中でも特筆すべき存在である。開発の背景には、1967年のFIAフォーミュラ2の規定改定があった。新規定では、年間500基の量産実績を持つエンジンが義務付けられ、フェラーリがF2参戦のために開発していた2リッター・ディーノV6エンジンも、その条件を満たす必要に迫られた。【画像】世