5月5日、松井秀喜(38)と長嶋茂雄氏(77)の国民栄誉賞授与式が、東京ドームに約4万6千人のファンを集めて行われた。長嶋家は、亡き亜希子夫人に代わり二女の三奈(44)が付き添った。しかし、その場に8歳年下の松井夫人の姿はなかった。

「巨人側からの要請もあって、松井さん自身も夫人に式典への参加をお願いしたようですが、断られたようです」(スポーツ紙記者)

実は’08年に結婚する際に、松井は夫人といくつかの約束を交わしているという。

「その一つが『いかなる場合でも、絶対に夫人を公の場に出さない』というものだったそうです。実際、知り合ってから2年、松井さんの度重なるプロポーズに尻込みする夫人に対し『どんなことがあっても君をマスコミの前に出さないから!』と口説いて、結婚にこぎつけたそうですからね」(球界関係者)

松井夫妻は現在、ニューヨークのマンハッタンにある46階建ての高級マンションのペントハウスで暮らしている。結婚した翌年の’09年に、約10億円で松井が購入したものだ。だが、今回の受賞で松井の『日本球界への復帰』の期待が、ファンや球界関係者の間に広がっている。

「松井さんは授与式でも『とにかく“そこ”を目指して頑張りたいと思います』と発言しています。球界関係者の多くは彼の発言にある『そこ』とは『指導者に』という受け取り方をしていますね。やはり、復帰するなら古巣の巨人でしょう」(別のスポーツ紙記者)

巨人の渡辺恒雄球団会長も「原(辰徳)君はまだ(監督を)やるけどね。その後は松井君が最適だよね」と、次期監督の候補としての期待を隠さない。もともと松井自身も「いずれは日本球界に恩返ししたい」と考えていた。

「でも、ニューヨークに住む夫人は、“巨人軍監督”就任へのラブコールにも、『日本への帰国は絶対にイヤ!』と拒んでいるようです。せっかく子育てを見据えた豪華マンションまで買って、現地での育児の夢をふくらませていたのですからね。長男もまだ生まれて2カ月。ニューヨークの生活を捨てきれないのでしょう」(前出・球界関係者)