フランスでは、日本人は静かで控えめな印象を持たれることが多いが、フランスのオンラインマガジンサイト「Suite101.fr」では、日本には笑いの文化もあると「落語」を紹介している。  筆者は、落語は一人でマイクの前に立ってしゃべって笑いを取る「ワンマンショー」に近く、落語の話し手「落語家」も、一人で話をすると紹介。また、高座と呼ばれる舞台の中央の台の上に、フォーマルな席などで用いられる正座をして、扇子(せんす)や手ぬぐいといった簡単な小道具を使うと説明している。

 このように行動や小道具の使用に規制がある状態のため、落語家は声の高低や緩急を変えたり、顔の表情や身振りを微妙に変えたりして、落語の噺(はなし)の登場人物を区別すると説明。登場人物に対する理解の深さや、それを観客に伝える表現力の高さが要求される、高度な芸術だ述べている。

 また落語の長い歴史を説明し、フランスでも知られている「能」や「歌舞伎」のように、一門という形式を取り、芸名が踏襲されると伝えている。しかし、最近は敷居の低い面もあり、笑福亭鶴瓶のようにテレビで活躍する落語家や、明石家さんまのように落語家としてデビュー後、テレビ出演するようになる噺家もいると紹介している。

 フランス人にとっては言葉の壁があり、近づきがたい印象もあるようだが、外国語で噺をしたり、字幕付きで外国人客向けに落語をすることもある。筆者は、落語の「笑い」には、文化の壁はなく内容さえわかれば、万人が楽しく笑える内容だと、落語の魅力を伝えている。(編集担当:山下千名美・山口幸治)



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