中国人男性

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警視庁はこのほど、中国人の30代夫婦を入管難民法違反で逮捕した。中国人女性を家政婦として働かせるために、入国のための書類を偽造した疑いがもたれている。NHKはしばらく前に、逮捕された中国人男性を「来日して起業して成功した」として、ドキュメンタリー番組で紹介していた。網易など中国メディアも同件を紹介する記事を掲載した。

番組タイトルは「NHKスペシャル 潤日の肖像 日本に向かう“中国”」だった。「潤日(ルンリー)」は2020年ごろに登場した中国のネットスラングで「潤」の発音が英語の「run(ラン)」に似ていることから、中国での生活が厳しいために日本に逃げ出して活路を求めることを指す。

夫婦は日本で複数の会社を経営しており、番組は「日本にわたって成功した移住エリート」として紹介した。夫婦は中国人女性を、日本に呼び寄せて自宅で家政婦として働かせるために、ビザ申請に使う書類に虚偽の内容を記入した。日本は家政婦として働くことを目的とする入国を認めていないが、容疑者は「技術・人文知識・国際業務」の名目で来日できるように書類を作成した。

NHKの番組はコロナ禍後に日本へ渡って成功した中国の富裕層や起業家に注目して、男性容疑者を、専門的な能力によって日本で確固たる地位を築いた典型事例として描いた。男性容疑者はカメラに向かって、日本での起業の苦労と収穫を堂々と語り、日本への移住を希望する多くの中国人は「手本」として受け止めたという。

警視庁は、この夫婦が同じ手口でさらに多くの外国人の日本渡航を手配していたかどうか、背後に違法な仲介ネットワークが存在するかどうかを追及しているとされる。(翻訳・編集/如月隼人)