追加招集された町野。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 遠藤航の離脱が発表された6月11日(現地時間12日)、ミックスゾーンに姿を見せた長友佑都の表情は重かった。前日までの穏やかな雰囲気とは明らかに違う。遠藤航の離脱を受けた無念さが、その言葉の端々から滲んでいた。

「ショック。残念で無念ですね。すぐには心の整理がつかない。本当に残念で、頑張ってきた航の気持ちを思うと辛かったですね」

 遠藤は「代えの効かない存在」だった。

「選手としての能力ももちろん、パーソナリティの部分も。非常に痛い。これが正直な感想です」

 長い期間、遠藤と代表チームで一緒にプレーしていたからこそ、無念さは大きい。離脱前、遠藤本人が選手たちの前で挨拶しなかった点についても、長友は理解を示す。

「彼にしか分からない。僕もその立場を経験したことがないので。彼自身、ショックが大きかったと思う。多分、人生で1番くらいのショックだったんじゃないかと。本当に辛いですね。一緒に戦ってきた仲間だから、直前での離脱については心が痛い」
 
 遠藤が自身のXで日本代表からの引退を発表した件についても「彼が決めたことなので」と長友は短い言葉で答える。

「そこの気持ちはもう僕には分からないです。彼にしか分からない部分なんで。それを尊重してあげないといけない」

 無念さを抱えながらも、長友は前を向くしかないと自らに言い聞かせるように続けた。

「このショックを危機感やチームの引き締めに繋げたい」

 その目には、遠藤の想いも背負って戦うという強い決意が宿っていた。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長/現地特派)
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