完璧準備で婚活デート→翌日届いたメッセージは交際お断り 「僕の何がダメなんだ?」 真面目な人ほどハマる事前仕込みのワナ【婚活スクール運営者が解説】
仕事もプライベートも真面目に取り組むAさんは、婚活においてもその誠実さを発揮していました。最新のトレンドを押さえた清潔感のある服装、沈黙を恐れて準備した会話のネタ帳、念入りに予約した評判のカフェなどを調べ上げています。
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しかしこれほど準備を尽くしても、デートの翌日に届くのは「ありがとうございました。また機会があれば」という、丁寧ながらも終わりの合図を感じさせるメッセージばかりでした。
そんなことが3回も続いたAさんは、「完璧に準備をしているのに僕の何がダメなんだ?」と頭を悩ませます。Aさんが相手からお断りされてしまう原因とは何なのでしょうか。恋活・婚活スクール【and her】の田口ともさんに話を聞きました。
初回デートを「就活の一次面接」にたとえてみると?
ーAさんの婚活が次につながらないのはなぜでしょうか?
もしかしたら、準備の仕方が「台本の暗記」になっているのかもしれません。「就職活動」の面接で完璧な受け答えを叩き込みすぎると、予想外の質問に頭が真っ白になりますよね。1パターンのみの準備は、時にとても脆弱なのです。
さらに、モテるテクニックの口説き文句を鵜呑みにして距離を詰めるのも要注意です。これも就職活動で例えると、一次面接で「君を採用したい!」と熱烈に言われたら、「僕の何を知って言っているの?」と警戒しませんか。これと同じで、初回デートから距離を詰めすぎると相手は引いてしまいます。
大切なのは、いかに準備したかを披露することではなく、目の前の相手に「興味」をもち、「対話」を通して関係を育むことです。
ー2回目のデートにたどり着くためのコツを教えてください。
まずは笑顔を絶やさず好印象を底上げします。そして相手の話をよく聞き、しっかりと肯定してあげましょう。その際に、さりげなく自分の性格や失敗談なども織り交ぜ、相手に心を開いていることをアピールすることも大切です。
そして、デートの終わりには「とても楽しかった」「また次も一緒にデートをしてほしい」というようにハッキリと好意を表現しましょう。
これらが次につながる「モテる」振る舞いです。そして上記の振る舞いとは正反対の行動を思い浮かべてください。「不機嫌そうな顔で、考えの甘さを指摘し、一問一答の連続。さらに何度も同じ話、帰り際は無言」こんな態度の相手とは、次はあり得ませんよね。
この「自分がされて嬉しいこと」の積み重ねが、相手にとっての「また会いたい理由」になります。
ー相手の話をよく聞くというのは、具体的にどう振る舞えばいいですか?
例えばAさんのように「次は何を話そう」と頭の中でネタ帳をめくっている時は、自分のことを考えているということです。これでは相手が自分の話を聞いてくれていないと判断されてしまうので、次に話すことは相手との会話の中から探しましょう。
すると「それすごく気になります!」「さっき〇〇が好きって言ってましたね。△△とかも好みですか?」など言葉が自然に出やすくなります。よく聞き、よく覚える。これは相手への敬意であり、「大切にされている」と感じるポイントです。
ー「別れ際の好意表現」が、なぜそれほど重要なのでしょうか?
相手に嬉しい余韻を残すためです。別れ際、相手から「自分は別にどっちでもいい」と中途半端な態度をとられるのと、「本当に楽しかった!また会いたい!」と言ってもらえるのとでは、どちらが気分よく帰路につけるでしょうか?
傷つくのが怖くて防御姿勢をとりたくなる場面もあることでしょう。でも自分の「楽しかった」というポジティブな感情を届けることは、「負け」ではありません。自分から先に素直な好意を伝えることが、相手の心にある「また会いたい」という想いをパッと灯す、一番のきっかけになるのです。
◆田口とも(たぐち・とも) 臨床心理士/公認心理師/LCIQ®︎診断士
「どうせ自分なんて恋愛も結婚もできない…」と自信をなくしている方の背中をピシッとさせてポンッと押したい、という想いから恋活/婚活スクール【and her(あんどはあ)】を運営。あなたを「また会いたい」そして「ずっと一緒にいたい!」と思われる人に育てます。
(まいどなニュース特約・長澤 芳子)
