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全てのタイプRを対象としたイベント

5月9日にモビリティリゾートもてぎを会場として、『ホンダ・オール・タイプRワールドミーティング2026』が開催された。

【画像】聖地に歴代タイプRが813台集結!『ホンダ・オール・タイプRワールドミーティング2026』 全200枚

元々はシビック・タイプRだけが集まる車種限定イベントで、2022年に『ホンダ・シビック・タイプRオール・ジャパン・ミーティング2022』としてスタート。その後、全てのタイプRを対象としたイベントへと発展し、2023年から現在の形態となった。


モビリティリゾートもてぎで開催された『ホンダ・オール・タイプRワールドミーティング2026』。    高桑秀典

門戸を広げたことで年々参加台数と来場者数が増えていったが、5回目となった今年は、813台の歴代タイプRと2100人がホンダ・モータースポーツの聖地に集結。思い思いのスタイルで大規模ミーティングを楽しんだ。

シビック・タイプRは60%以上が現行型

駐車エリアのひとつである第1パドックには朝早くからさまざまなタイプRが集まったが、それはオールデイエントリー/サーキット走行ありの入場時刻が6時45分だったから。

車両、装備品のチェック後にコースインし、体験走行枠とフリー走行枠に分かれ、究極のスポーツグレードであるタイプRをレーシングコースで存分に走らせた。


シビック・タイプRは現行FL5型が圧倒的に多かった。    高桑秀典

8時30分入場のオールデイエントリー/サーキット走行なし、11時30分入場のアフタヌーンエントリーの参加車は、第1、第2パドックで車種、ボディカラーごとに並べられ、見事な整列ぶりだった。

シビック・タイプRは現行FL5型が圧倒的に多かったが、事前の集計で60%以上が現行型だとアナウンスされていたので、まさにそのとおりとなった。

ホンダ関連の展示車も見どころ満載

参加したタイプRオーナーは、体験走行やフリー走行を楽しんだり、イベントで知り合ったタイプR好き同士でクルマ談議に花を咲かせたり、出店ブースで気になるデモカーやパーツをチェックしながら過ごし、最終コンテンツとなるオーバルパレードランを堪能。

数百台のタイプRが夕暮れの中を走る光景は幻想的で、これを楽しめるから毎回参加しているオーナーがたくさんいるのだろうな、と感慨深かった。


今年後半から日本で販売される北米生産の『アキュラ・インテグラ・タイプS』。    高桑秀典

さまざまなメーカーやブランドの筆頭として今回もホンダがブースを展開したが、デジタルカモフラージュ柄の『シビック・タイプR HRCコンセプト』や、燃費のいいハイブリッド車でありながら走りの気持ちよさをプラスした、『シビックe:HEV RSプロトタイプ』などを披露。

今年後半から日本で販売される北米生産モデルの『アキュラ・インテグラ・タイプS』も展示した。

ホンダアクセスは3台を披露

また、ホンダアクセスは『シビック・タイプR純正アクセサリー装着車』、『スポーツ・モデューロ・シビック・タイプR』(FD2型)、ホンダのモータースポーツ活動やメモラビリア事業を手がけているHRCと共にスーパー耐久ST-Qクラスに参戦している、『#271シビック・タイプR HRCコンセプト』という3台を披露。

純正アクセサリー装着車には、シェブロン形状の実効空力デバイスで話題となった、テールゲートスポイラーがセットされていた。これは、モデューロXシリーズの開発で技術を進化させた。実効空力のノウハウが活かされた製品だ。


ホンダアクセスが展示した『シビック・タイプR純正アクセサリー装着車』。    高桑秀典

FD2型は、2007年〜2008年シーズンのS耐にホンダアクセスとして参戦。レースで得た知見を反映したエアロパーツが開発され、市販化に至った。展示された2008年発売のスポーツ・モデューロ・シビック・タイプRは、ホンダアクセス独自技術の実効空力を採用した第一弾ということになる。

現在、ホンダアクセスはスーパー耐久参戦でHRCパフォーマンスパーツの市販化に向けた技術開発を行っており、ホンダアクセスとHRCが共同で開発し、実戦投入しているリアウイングも紹介した。

土屋圭市氏らがトークショーを展開

第1パドックに設置されたステージでは、土屋圭市氏、武藤英紀氏、大津弘樹選手、相沢菜々子さんらがトークショーを展開した。

また、現行型シビック・タイプRの開発責任者であり、歴代タイプRの開発を最前線で見続けてきた柿沼秀樹氏も登壇。先日更新されたFF量産車ニュル最速タイムの話題になった時には、「悔しいというよりも今後どうしてやろうかと思っている」という話を披露した。


トークショーに登壇した土屋圭市氏と相沢菜々子さん。    高桑秀典

武藤氏と大津選手のトークショーには、HRCの渡辺康治社長が飛び入り参加。「シビック・タイプRのポテンシャルを、レースの技術でさらに上げていくことを目指す」と語っており、シビック・タイプR HRCコンセプトの市販バージョンでの最速タイム奪還を考えている? と期待が高まった。