涼を求めて魚津市の「日本一美しい円筒分水槽」へ
スタジオには気象予報士の平島さんです。富山県内は、きょうもほとんどの観測地点で、ことし1番を更新する暑さでした。私は「涼」を求めて、こちらを訪ねてきました。
魚津市の「東山円筒分水槽」です。
こんこんと湧き出た水が美しいカーテンのように流れ落ち、雪どけ水の量が多い今の時期は、心地よい水の音を響かせています。
国の登録有形文化財で「日本一美しい円筒分水槽」とも呼ばれ、癒やしを求めて県の内外から人が訪れる観光スポットです。
「(どちらから?)福井です。福井では、こういのは見たことがないもので、大切にしてもらえたらと思います」
「大阪から来ました。きれい、水がめちゃめちゃきれい」
この分水槽、単に美しいだけでなく、農業を営む人たちにとっては重要な施設なんですよね。
そうなんです。上空から見ると、その理由がよく分かります。分水槽は3つに仕切られ、東山地区の3つの用水へ公平に水を分配する機能を担っています。
それぞれの水路へ水が流れていく様子が、よく分かりますね。
天神地域振興会 髙倉満宏会長
「ここは砂地の田んぼが多くて、夏場になると干ばつの影響など水争いが絶えなかったんですね。それをなくすということで。そこからは、水の争いはなくなったと聞いています」
髙倉さんたち地元住民は、毎年春に、分水槽の底に溜まった土砂を清掃しています。こうした地道な活動に支えられ、東山円筒分水槽は今も地域の地域の田んぼを潤しています。
ことしも、青々とした稲の苗が周囲で風に揺れていました。
先人たちが残した知恵が、豊かな実りを支え続けているんですね。
そして、これからの農作業にも関わってくる3か月予報が、きょう発表されました。ことしの夏も暑くなりそうです。
北陸地方の6月から8月にかけての3か月予報です。
平均気温は、60パーセントの確率で平年よりも高く、降水量はほぼ平年並みの見込みです。
月別に見ても、6月・7月・8月のすべてで、平均気温は高くなる見込みです。
そして気になるのは、雨。県内は今月10日から雨が降らず、大気の乾燥も気になります。梅雨はどうなりそうでしょうか。
降水量は全体としては平年並みですが、6月は、やや多くなる傾向です。ただ、「平年並みだから安心」と油断しないでください。平年並みとは、今年も例年通り「大雨のリスクがある」ということです。
ことしの夏も、厳しい暑さと急な雨に備えが必要になりそうですね。
