連休明けに職場に戻ると、仕事モードになじめないことがある。(AI生成画像、北京=新華社配信)

 【新華社北京5月9日】連休が明けると、多くの人がだるさや食欲不振、気分の落ち込みを感じる。中国で連休後症候群と呼ばれる症状で、日本では「五月病」、英語圏では「ポストバケーション・ブルース」と呼ばれる。休暇モードから仕事モードへ切り替えるつらさは、世界共通と言える。

「中国人になる」というタグが付いたTikTok動画。(スクリーンショット、北京=新華社配信)

 症状の本質は乱れた体内時計が戻らず、心身が一時的な環境不適応を起こしていることにある。交流サイト(SNS)で注目を集めている「中国人になる(BecomingChinese)」というトレンドに乗り、中国の知恵を取り入れて生活リズムを戻すのはどうだろう。TikTok(ティックトック)などでは欧米の若者らがクコの実を飲み物に入れ、気功を学び、就寝前に足浴をするなど中国式の養生法を実践する動画を次々と投稿している。

起床したら日光を浴び、朝になったことを脳に認識させる。(AI生成画像、北京=新華社配信)

 まず、無理に早寝早起きをする必要はない。目覚ましが鳴ったらカーテンを開け、十分に日光を浴びる。脳が「朝だ」と認識すると、体内時計は自然にリセットされる。

 次に、仕事への不安に対処するため、タスクを10分単位の小さな目標に細分化し、達成感を積み上げる。長時間座り続ける場合は1時間ごとに簡単な運動をする。毎日約1.5リットルの水を飲む。クコの実やリンゴの薄切りを入れたお湯にするとなお良い。

就寝前に30分ほど足浴をすると睡眠の質が高まる。(AI生成画像、北京=新華社配信)

 最後に、就寝前はスマートフォンの使用を避ける。布団の中に持ち込まないことから始めよう。40度のお湯に30分ほど足を浸すと、睡眠の質を高める効果が期待できる。

 中国人になろうとするネット上の流行は、日常生活を見つめ直す機会をもたらした。何気ない習慣の中にも体の不調を解消する方法がある。必要に応じて中国式のスローライフを試し、生活リズムを取り戻してほしい。(記者/張明然)