決勝弾の直後、スタンドに入り喜び合ったマルシーニョと宮城(赤ビブス)。(C)SOCCER DIGEST

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 本人も思わぬ形で“祝福の代償”を支払うことになった。

 川崎フロンターレは4月25日、J1百年構想リーグ地域リーグラウンドEAST第12節でジェフユナイテッド千葉とホームで対戦し、2−1で勝利を収めた。

 ドラマが生まれたのは1−1で迎えた終了間際の89分。FWマルシーニョが値千金の決勝弾を突き刺すと、そのまま観客席へ一直線。柵を越えてスタンドに入り、妻や娘と抱き合いながら喜びを爆発させた。

 この歓喜の輪に、思わず飛び込んだのがMF宮城天だった。63分にマルシーニョと交代していた宮城も、遅れてスタンドに入り、ともに勝利を分かち合う。しかしこの“珍事”には代償が伴う。主審はスタンドに入った両者にイエローカードを提示した。
 
 宮城にとっては予想外の警告だったようだ。試合後、当該シーンについてこう振り返っている。

「(マルシーニョが)普通に喜んで入って行ったので、入っていいのかなと思って、入りました。イエローカードをもらったのは認識不足(笑)。結構長い間いるけど、あそこ(スタンド)に入ったらカードもらうんだなと。でもそうですね、一緒に喜べて良かったです」

 さらにマルシーニョとの関係については、「2021年からマルちゃんと一緒ですし、僕も長いので、ライバルではありますけど、(ゴールが)うれしかったんです」と笑顔で語った。

 勝点3をもたらした劇的ゴールと、思わぬ“おまけ”のイエローカード。記憶に残るワンシーンとなった。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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