ものをいくら片付けても、すぐ元どおりに散らかっていませんか? フルタイムで働く2児の母で、整理収納アドバイザー1級のよしいさん(30代)もそのひとり。以前は片付けられない自分を責めていましたが、ある手間をやめて片付けがラクになったそう。そんなよしいさんが「やめてよかったこと」を紹介します。

片付けられないのは、性格でなく「手間の多さ」だった

以前の私は、片付けてもすぐに散らかる日々をくり返していました。片付けてもすぐ元に戻ったり、出し入れが面倒で続かなかったり…。

【写真】フタつき収納、じつは要注意!

仕事で疲れて帰って、毎度同じことの繰り返しにうんざり。ちゃんとできない自分がイヤで仕方がなかったのですが、その原因は「自分自身」ではありませんでした。

●小さな手間のせいで、片付けをあとまわしにしていた

片付けが続かない原因は、面倒くさがりな性格ではなく「細かい手間が多すぎる」ことでした。当時のわが家はものを戻すまでに、よける・あける・探すなどのアクションが必要。この小さなストレスが積み重なると、片付けが自然とあとまわしになり、ものの出しっぱなしも増えていくのです。

そこでわが家では「戻しやすさ」を基準に収納を見直すことに。実際にやめてよかったことを4つ紹介します。

1:フタつき収納に「よく使うもの」を入れる

フタつき収納は見た目がキレイになりますが、「あける・探す・戻す」という動作が増えます。その結果、使う頻度が高いものほど動かすのが面倒になり、出しっぱなしになりがちでした。

今のわが家がフタつき収納に入れるものは、使用頻度が低いシーズンもの。クリスマスやハロウィーンの飾り、手袋などの防寒具、夏の日やけアイテムなどをしまっています。

2:いつも使う皿を奥にしまう

よく使うお皿なのに、手前のものを移さないと取れなくなっていませんか? わが家はまさにそれでした。習慣化していると案外気づかないのですが、このひと手間があるだけで、使ったあとに棚に戻すのも面倒になります。

そこで、よく使うものほど手前や取りやすい位置にセット。1アクションで取れる配置に変えました。

3:皿や服を重ねすぎる

お皿や服を重ねすぎると、下のものを引き抜くのが大変だったり、形が崩れるのがストレスでした。衣装ケースにぎゅうぎゅうにつめた服も取り出しにくく、戻すのもおっくう。

そこで、よけずに取れる量まで思いきって減らすことに。結果的に、自分だけではなく家族も使いやすい収納に変化。子ども自身でものを戻せるようになって、私の手間も減りました。

4:ペンやメモを文具専用コーナーに戻す

意外と盲点なのが、収納場所を決めきってしまうこと。

たとえばキッチンで使う文房具がそのひとつ。わが家はつくりおきの保存容器にどんな具が入っているかマスキングテープをはったり、なくなりそうな食材をその場で‪メモしています。ですが、テープやペンを別部屋の文具専用スペースにしまっていたときは取りに行くのが煩わしくて、つい置きっぱなしにしていました。

●冷蔵庫にはりつけて解決

そこで今は、使う場所の近くに収納をつくることを意識しています。マスキングテープとペンは冷蔵庫にマグネット収納をはることで、使いたいときにすぐ使える収納を実現。置きっぱなしはゼロになりました。

※ 冷蔵庫の側面にものをはりすぎると、冷蔵庫の放熱を妨げる場合があるためご注意ください

手間をひとつ減らすだけで、片付けはラクになる

こうした「ひと手間」を減らしたことで、

・片付けが自然と続くようになった
・出しっぱなしが減った
・「できない自分」を責めなくなった

と感じています。以前は自分ががんばらないと一生片付かないと思っていましたが、今はこの仕組みでキレイな家をキープできるようになりました。

自分の日常の動作から「これ、面倒くさいな」と思ったことにアンテナをはってみてください。きっと家事がラクになるヒントになるはずです。