変形性膝関節症の「PRP療法」治療後の経過と効果が続く期間は?【医師解説】
膝の痛みの原因の1つである「変形性膝関節症」は、加齢や長年の負担によって関節の軟骨がすり減り、痛みや腫れを引き起こす疾患です。近年、自己修復力を活かした再生医療「PRP療法(多血小板血漿療法)」が、手術をせずに膝の痛みを和らげる治療法として注目されています。今回は、膝の痛みに対するPRP療法の治療後の経過や注意点について、「武蔵野アトラスターズ整形外科スポーツクリニック」の田島先生に解説していただきました。
監修医師:
田島 祐基(武蔵野アトラスターズ整形外科スポーツクリニック)
杏林大学医学部卒業。その後、杏林大学医学部整形外科学教室、久我山病院、小山記念病院、東大和病院で経験を積む。2021年、東京都武蔵野市に位置する「武蔵野アトラスターズ整形外科スポーツクリニック」の院長に就任。ラグビーチーム「横河武蔵野アトラスターズ/アルテミ・スターズ」チームドクター。日本整形外科学会専門医。
編集部
治療後の経過についてもお教えください。
田島先生
基本的には、治療したその日から通常の生活が送れます。施術直後は軽い腫れや違和感があるかもしれませんが、数日で落ち着きます。効果は徐々に表れ、1~3カ月で痛みの軽減や可動域の改善を実感する患者さんがほとんどです。個人差はありますが、最近のデータでは、効果は2年ほど持続すると報告されています。
編集部
経過日数ごとの注意点などはありますか?
田島先生
腫れや熱感のある数日は、できるだけ安静にすることを心がけてください。その後の注意点は特にありません。むしろ積極的にリハビリすることをおすすめします。
編集部
再生医療について、ほかにも知っておいた方がいいことはありますか?
田島先生
PRP療法やPFC-FD療法は日本では保険適用となっておらず、自費診療となっているため、費用面で注意が必要です。具体的な金額は医療機関によって異なるので、事前に確認してから施術することが大事です。また、効果が永続的ではないことや、人によっては効果を感じにくい場合もあることは知っておいていただけたらと思います。
編集部
最後に、読者へのメッセージをお願いします。
田島先生
変形性膝関節症やそれ以外の整形外科的な痛み・違和感に悩んでいる人は、新しい選択肢としてPRP療法などの再生医療を検討してみるのも1つの方法です。興味のある人は、一度お近くの整形外科に相談してみてはいかがでしょうか。
※この記事はメディカルドックにて<「ラミネートベニア」が向いている人の特徴はご存じですか? 費用や注意点、メリット・デメリットも歯科医が解説!>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
