寝台特急「サンライズ出雲」の個室を予約したいという妻。2人で13万円近くするなら、新幹線でよいと思うのですが…。

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サンライズ出雲を利用して山陰地方を巡る旅に、興味がある人もいるでしょう。サンライズ出雲は、新幹線を利用するよりも費用がかかる傾向にあるため、あえて選ぶほどの価値やメリットがあるのか、疑問に思う人もいるかもしれません。   本記事では、新幹線ホテルを組み合わせた旅行プランとサンライズ出雲の料金比較や、サンライズ出雲の特徴について解説します。

サンライズ出雲とは

サンライズ出雲は、東京と出雲市を結ぶ寝台特急として知られ、オール2階建て車両の特急型電車です。
東京~岡山間では、四国へ向かうサンライズ瀬戸と連結した14両編成で走行し、岡山駅で7両ずつに分割されて、出雲市方面と高松方面へ向かう運用が特徴とされています。
車内の設備には多様な選択肢が用意されており、一人用としては、A寝台の一人用個室シングルデラックスやB個室のシングル、シングルツイン、よりコンパクトな一人用個室のソロのタイプがあります。
家族や友人と利用する場合は、2名用のサンライズツインやシングルツインを選べます。さらに、手軽に利用できるノビノビ座席もあり、旅の目的や予算に応じて自分に合う空間を選べる点がこの列車の魅力です。

新幹線+ホテル寝台列車の料金比較

東京から出雲市へ向かう際、新幹線を利用して個別で手配する場合とサンライズ出雲を利用する場合では、費用や旅の性質に違いがあります。
東京駅から出雲市へ新幹線+特急やくもで移動する場合、2人分の交通費は片道約4万2000円、往復で8万4000円となります。宿泊先に市内のビジネスホテルなどを選んで2名1室で利用すれば、1泊あたり約7300円、2泊で合計1万4600円程度に収まる例もあります。
この組み合わせであれば、往復の交通費と2泊分の宿泊費を合わせた総額は9万8600円程度になます。ただし、ホテルの料金は客室の種類や時期によって変動する点に注意が必要です。
対して「サンライズ出雲」を利用した場合の東京発3日間フリープランは、料金が一人あたり6万4800円~9万9800円と幅があり、2人で利用する場合は総額12万9600円~19万9600円ほどになります。
フリープランは、往路か復路のどちらかを車内泊、もう1泊を提携の宿で過ごす形が一般的です。両者を比較すると、新幹線ホテルを個別に予約するほうが、サンライズ出雲のプランよりも最低料金基準で3万1000円ほど安くおさえられます。
費用の安さを求めるなら新幹線ホテルを個別に予約する方法が一般的には安くなりやすい傾向がありますが、サンライズ出雲のプランは移動自体を旅の面白さとして楽しむ付加価値が含まれています。そのため、予算に加えて旅の目的や好みに合わせて選択するとよいでしょう。

サンライズ出雲の魅力

サンライズ出雲の旅は、夜の間に休息を取りながら早朝に目的地に到着できる点が魅力です。車内は、一部の座席を除きプライバシーに配慮された個室が中心で、ベッドやパジャマ、コンセントなどの設備が整っています。
また、羽田空港から朝一番の便を利用しようとすると、早朝から空港へ向かう必要がありますが、寝台列車を利用する場合は、前日の22時前に東京駅を出発して、翌朝のうちに現地へ到着し、そのまま活動を始めやすい点がメリットです。
飛行機新幹線とは異なる情緒を感じつつ、時間を効率的に使える移動手段として検討してみるのもよいでしょう。

サンライズ出雲と新幹線を比べて自分に合う旅を選ぼう

サンライズ出雲は、移動時間そのものを特別な体験に変えてくれる、全車両2階建て構造の特急型寝台電車です。車内にはベッドやパジャマ、コンセントなどの設備が整った個室や、指定席タイプのノビノビ座席が用意されています。
後悔のない選択をするためには、新幹線ホテルを組み合わせたプランと、寝台列車との費用や移動スタイルの違いを明確に把握しておくことが大切です。限られた日程のなかでどのような時間を過ごしたいかを考慮し、目的や予算に合わせて適切な移動手段を検討しましょう。
 

出典

西日本旅客鉄道株式会社 JR西日本 サンライズ瀬戸・出雲
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー