【国際親善試合】イングランド代表 0−1 日本代表(日本時間4月1日/ウェンブリー・スタジアム)

【映像】佐野海舟の「急反転パスカット」

 日本代表のダイナモが、自身の代名詞とも言える圧巻のボール奪取でイングランドの猛攻を断ち切った。MF佐野海舟がプレミアリーグのスター選手たちのパスワークを見事に寸断し、ファンの間でも話題となっている。

 日本代表は日本時間4月1日、キリンワールドチャレンジ2026(国際親善試合)でイングランド代表と聖地ウェンブリー・スタジアムで激突。前半23分にFW三笘薫が挙げた先制ゴールを守り抜き、1−0でサッカーの母国から歴史的な初勝利を飾った。

 3月29日のスコットランド戦(1−0で勝利)では休養を与えられた佐野は、ダブルボランチの一角でこの大一番で先発出場。中盤の底に君臨し、見事な危機察知能力で強豪の攻撃の芽を摘んだ。得意のボール奪取能力が遺憾なく発揮されたシーンの1つが、前半38分の場面だ。

 イングランドに押し込まれた日本は、ペナルティーエリア手前で強固なブロックを形成。相手が細かくパスを繋いで崩しにかかる中、MFコビー・メイヌーが佐野とFW上田綺世の間を通す鋭い縦パスを打ち込む。このボールをバイタルエリアのMFコール・パーマーがワンタッチでMFフィル・フォーデンへと落とした。

 しかし、パスを通された直後に素早く反転した佐野が、ややズレたボールに足を出したフォーデンに鋭い出足でチャレンジ。見事にボールを回収してイングランドの攻撃を断ち切ったのだ。

スタッツ面で見ても際立った働き

 マンチェスター・ユナイテッドのメイヌー、チェルシーのパーマー、マンチェスター・シティのフォーデンというプレミアリーグのビッグクラブ所属選手たちが繰り出した攻撃を、一人で封殺したこのプレーは、SNSでも話題に。ファンからは「佐野海舟らしいプレー」「佐野回収!」「流石海舟」「佐野いいぞ」「佐野いいね」「海舟の回収」「ナイス回収」と、代名詞である“回収”のワードがタイムラインを賑わせ、日本のXでは一時期「佐野海舟」がトレンド入りするほどだった。

 さらに、マインツ2年目の佐野が、世界最高峰のタレントたちを相手に堂々と渡り合う姿に、「プレミア勢からも回収」「プレミア移籍まったなし」と、イングランド最高峰の舞台へのステップアップを確信するコメントも寄せられている。

 この日の佐野は90分間フル出場し、デュエル勝利数6回、タックル成功4回、クリア2回、そしてインターセプト4回と、強豪相手に堂々たるスタッツを記録。パス成功率も94%と、奪った後の展開力でも非凡な才能を見せつけた。

 大黒柱であるキャプテンの遠藤航が怪我で不在の中、“日本の門番”としてイングランドの分厚い攻撃を跳ね返し続けた佐野。今夏に控えるワールドカップでも、間違いなく日本代表のキーマンの1人となるはずだ。

(ABEMA/サッカー日本代表)