英国予想価格は約651万円から 3代目新型 マツダCX-5(2) 普段使いなら充分な141ps 燃費はライバルに及ばず
普段使いなら充分活発で静かな141ps
3代目へ生まれ変わったマツダCX-5は、郊外を流すような場面が得意分野。不満ない中域トルクと、ダイレクトなアクセルレスポンスで速度管理しやすく、6速ATがテンポよくシフトアップしていく。この条件なら充分な加速力を得られ、ノイズも小さい。
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アクセルペダルを踏み込めば、0-100km/h加速は10.5秒でこなす。ただし、141psを求めて4500rpm以上へ引っ張ると、2.5L 4気筒エンジンから耳障りな響きが届き始める。

マツダCX-5 E-スカイアクティブG 2.5 ホムラ(欧州仕様)
積極的に運転し始めると、6速ATはシフトダウンが遅れ気味になる様子。変速ショックを伴う場面もあるようだ。普段使いでは、終始スムーズなのだが。
ブレーキはバイワイヤ制御。ペダルの踏み応えは、褒めたくなるほど線形的という訳ではないが、制動力に不足はない。
先代譲りの精彩なコーナリング 乗り心地も◎
サスペンションはしなやかに動き、乗り心地と姿勢制御のバランスも良い。うねるような起伏の路面を穏やかにいなし、窪んだマンホールなどを通過しても、衝撃は抑えられている。むしろ、タイヤの振動音が目立つほど。
精彩なコーナリングは、2代目譲り。硬すぎないスプリングと、入念な調整を受けたアンチロールバー、ダンパーの相乗効果だろう。カーブの途中で路面が隆起していても、安定性は乱さない。

マツダCX-5 E-スカイアクティブG 2.5 ホムラ(欧州仕様)
スポーツ・モードが備わるが、違いは限定的。モードを問わず、ステアリングの重み付けは好ましく、正確に反応する。気張り過ぎるとアンダーステアが出るが、切り増すか右足を軽く戻すだけで、自然にコーナリングラインは立ち直せる。
都市部でも取り回しやすく、郊外では運転の楽しさを味わえる。車重1.6tのファミリーSUVとして、例外的に軽快な操縦性を実現している。
僅かに機敏さで優れる四輪駆動 燃費は14.3km/L
i-アクティブと呼ばれる四輪駆動も選択でき、トルクベクタリング機能のG-ベクタリング・コントロール・プラスと連携し、敏捷性は更に高められる。今回は試せなかったが、オフロードの走破性にも貢献するという。
少なくとも、オンロードでは前後のトルク分配が調整され、回頭性を改善。カーブ出口での安定性も高める。パワーオンのまま旋回しても、アンダーステアは巧みに抑えられ、前輪駆動より僅かに機敏さは優れる印象だった。

マツダCX-5 E-スカイアクティブG 2.5 ホムラ(欧州仕様)
2.5Lエンジンには電圧24Vのスターター・ジェネレーター(ISG)と、気筒休止システムが備わり、燃費の改善に繋げている。それでもカタログ値では14.3km/Lと、フォルクスワーゲン・ティグアンなどのライバルには及ばず。CO2の排出量は、157g/kmだ。
ファミリー層へ歓迎される進化
3代目のCX-5も、これまで通り魅力的なSUVに仕上がっている。マツダらしく普段使いしやすく、洗練性や実用性は高められ、ファミリー層へ歓迎される進化を果たしたといえる。2.5Lエンジンの動力性能も、日常的には不満ない。
英国価格は、約3万1000ポンド(約651万円)からと、ライバルより安価に設定される見込み。装備も充実している。電動化へ消極的で、燃費は振るわないものの、2代目を確かに置き換える有力な選択肢だといえるだろう。

マツダCX-5 E-スカイアクティブG 2.5 ホムラ(欧州仕様)
◯:同クラスの中では魅力が多い 広く上質な車内空間 予想ではお手頃な価格設定
△:英国では一択のパワートレインの印象は、長短が入り交じる 振るわない燃費
マツダCX-5 E-スカイアクティブG 2.5 ホムラ(欧州仕様)のスペック
英国価格:約3万1000ポンド(約651万円/予想)
全長:4690mm
全幅:1860mm
全高:1695mm
最高速度:186km/h
0-100km/h加速:10.5秒
燃費:14.3km/L
CO2排出量:157g/km
車両重量:1664kg
パワートレイン:直列4気筒2488cc 自然吸気+ISG
使用燃料:ガソリン
最高出力:141ps/4500-5000rpm
最大トルク:24.2kg-m/3500-3750rpm
ギアボックス:6速オートマティック/前輪駆動

マツダCX-5 E-スカイアクティブG 2.5 ホムラ(欧州仕様)
