高円宮記念JFA夢フィールドで行なわれたSOCER MEDICAL CAMP 2025には、20名の受講生が参加。初日の講義後には、受講生と講師らによる懇親会も開催された。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

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「SOCCER MEDICAL CAMP」はJFAソーシャルバリューパートナーであるニチバン株式会社と公益財団法人日本サッカー協会(JFA)の共催で2019年にスタートした次世代アスレティックトレーナー育成プロジェクトです。ここでは8月3日からの「SOCCER MEDICAL CAMP 2025」の様子を3回に渡ってレポートします。

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 SOCCER MEDICAL CAMP 2025が8月3日に開講しました。

 JFA夢フィールドで行なわれた開講式では、まず、日本サッカー協会の湯川和之専務理事、ニチバン株式会社の中村勲上席執行役員コンシューマー営業統括本部長、そして、元プロサッカー選手の宮間あやさんから、受講生へエールが送られました。その後、来賓やゲストも参加して記念撮影が行なわれ、日本サッカー協会医学委員会委員トレーナー部会長の前田弘トレーナーから概要説明とともに、アスレティックトレーナーの心構えを聞きました。その後、20名の受講生は研修に向けて自己紹介に臨みました。

 昼休憩後、アスレティックトレーナーの役割の解説があり、受講生はグループワークを通じてチームビルディングに必要な要素を体感しました。

 続けて、Jリーグのチームドクターの役割や選手とトレーナーとの連携について、池田浩先生から経験談について聞きました。

 最後は、武冨修治先生が、サッカー選手に多い外傷や障害について、特に、膝の外傷や筋損傷の解説をしました。AIを使った最新の動画解析などや、実際の手術シーンの映像など、数々の研究データを紹介し、選手の外傷について考える機会を得て、予防トレーニングを学びました。

 今年で6回目を迎えた「SOCER MEDICAL CAMP」は12月7日(日)まで、全5日間に渡って行なわれます。
 
初日(8月3日)
【概要説明、ATの心構え】
2025年最初の講義では、JFA医学委員会委員トレーナー部の会長、前田トレーナーから、トレーナーの心構えについて説明されました。その後に行なわれた自己紹介では、SOCER MEDICAL CAMPの意義を再認識した受講生が、参加の動機やサッカーとの関わり、身に付けたい知識や技術、将来の目標などを発表しました。



前田 弘(JFA医学委員会委員 トレーナー部会長 JFAアスレティックトレーナー)

初日(8月3日)
【Jリーグドクターの役割とトレーナーとの連携】
池田先生は、ジェフユナイテッド千葉時代の診察室を写真で紹介し、オシム監督の言葉を用いてチームドクターの役割を解説。メディカルチェックで問題があり、試合の出場が危ぶまれた選手でも、医師とトレーナーが知識や技術を出し合い、連携することで、問題を取り除くことができた事例を紹介。医師とトレーナーが連携する必要性を説明しました。



池田 浩(日本サッカー協会医学委員会 委員長)

初日(8月3日)
【サッカー選手の外傷・障害?膝の外傷・筋損傷】
日本代表の帯同ドクターも務める武冨先生は、サッカー選手に多い外傷について言及しました。癖になりやすいハムストリングの肉離れには、ノルディック・ハムストリングなどの効果的なトレーニングを紹介しました。
また、前十字靭帯損傷では、トレーナーには受傷時の選手の動作から状態を読み取り、触診で判断をする技術の必要性を伝えました。



武冨 修治(日本サッカー協会 医学委員会 委員)