「批判されたのはキャリアで初めてだった」日本代表MFが試合後に涙、指揮官が言及「とにかく疲れていて、空っぽなんだと…」
リーズの田中碧は4月8日、チャンピオンシップ(イングランド2部)第41節のミドルスブラ戦にフル出場した。地元記者の報道やダニエル・ファルケ監督によると、試合後に涙を見せたという。
プレミアリーグ昇格に向けて順調のようにみえたリーズだが、3月に入ってからミドルスブラ戦の前まで、6試合で1勝しかあげられず。自動昇格となる2位から転落したことで、大きな批判を浴びていた。田中自身も直近の試合で失点に絡むなど精彩を欠き、評価が厳しくなっていたところだ。
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『Yorkshire Evening Post』によると、ファルケ監督は試合後、サポーターの批判について、「とても、とても難しいんだ」と述べ、田中を含めた選手たち全員に影響したと明かした。
「先週、外の世界はずっとナーバスでパニックになっていた。アオはイングランドで最初のシーズンだ。このような若い選手にとって、こうやって批判されたのはキャリアで初めてだったんだよ」
指揮官はサポーターを「責めることはない」と述べ、「我々のサポーターはこの国最高だ。個人的な意味合いで(批判を)するわけじゃない。失望は外に出さなければならない」と理解を示した。そのうえで、「私は対処できる。経験がある。彼は若い」と続けている。
「彼は、誰もが自分に怒鳴っていた理由を本当に理解できなかったんだ。そして(試合後に)ロッカールームで涙した。どうしたのか尋ねたら、とにかく疲れていて、空っぽなんだと言っていたよ」
「彼らがロボットではなく人間であることが、時々忘れられてしまう。いざというときはメンタルヘルスのことも考えない。とても難しいんだ。我々には信念があり、団結して、信頼している。誰にも劣らない。このグループと働けるのは喜びだ」
環境が変わり、信頼を勝ち取るために奮闘してきたなかで、難局が訪れたとあれば、心理的な消耗は想像を絶するほどだろう。田中が少しでも心身ともに健康な状態で長いシーズンを終えられるように願うばかりだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
