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ノンアルコールの世界

団体客「かんぱーい」

【写真を見る】「前向きに飲まない」ことを選択する人も 『ノンアルコール飲料』の市場は “約6倍” に成長 “飲みニケーション” という言葉はいまや死語?

世界各国のビールが楽しめる熊本市のレストラン。ジョッキやグラスになみなみと注がれたビールが客ののどを潤します。

家族連れ男性客「うまい」

一方で、ノンアルコールビールを飲む人も。

来店客「車(で来た)」

Q.ノンアルコールビールですか?

来店客「はい」

来店客「おいしいです。ビールと変わりません。雰囲気もお酒を飲んだ気分になります」

この店では、今ノンアルコールを選ぶ人も多く今後は、ビール以外のノンアルコール飲料も増やしたいと考えています。

オーデン 村山二郎オーナー「『飲みニケーション』という言葉が、死語になってきていると思うけれど、飲めない人も一緒に楽しむコミュニケーション、同じような気持ちで同じ飲み物を一緒に楽しむ場を作っていこうかなと」

ノンアルコール飲料の市場は約6倍に成長

一方で・・・

記者「こちらのスーパーにあるのは、ノンアルコールのサワーやハイボール、ワインなど20種類以上。どれにしようか迷ってしまいます」

飲料メーカーの調査によりますと、ノンアルコール飲料の市場は2009年から約6倍に成長。新型コロナウイルスの流行で在宅時間が増えたおととし(2022年)には過去最大規模になりました。(サントリー ノンアルコール飲料レポート2023)

今需要が高まっているノンアルコール飲料。その味わいは、どうやって生み出されているのか。サントリーの工場を訪ねました。

サントリー九州熊本工場 久保田寛 醸造技師長「基本は、オールフリーもビールと同じ製法なんです」

まずは細かく砕いた麦芽と天然水を温めながら混ぜ合わせ、麦のうまみや甘みを引き出します。

ビールと違うのは発酵の工程がないことだけです。

久保田 醸造技師長「さらに、右側にある煮沸釜で、ホップを添加して苦み成分と香り成分をつけます」

ビール好きの久保田さんも週に2回はノンアルコールです。

久保田 醸造技師長「ビールに近い味が再現できていて、なかなかいい休肝日になっています」

ノンアルコール飲料のメリットは?

さらに今、ノンアルコール飲料が楽しめる店舗情報に特化したWEBサイトも注目されています。掲載される店舗数は約2万軒。

運営する八木重崇(やぎ しげたか)さんに、ノンアルコール飲料のメリットを聞きました。

ノンアルリサーチ 八木重崇 代表「家族や子供と遊ぶことができたり、翌朝から予定が入れられたり、二次的効果をメリットとして感じている」

八木さんはこうしたメリットが注目されお酒を飲みたいのを我慢するのではなく、「前向きに飲まない」ことを選択する人が増えているといいます。

メニュー1枚まるごと「ノンアルコール」のページ

飲食店ではこんなノンアルコールの楽しみ方も。

こちらでは薪焼き料理とともにバーテンダー自家製のお酒やシロップを使ったカクテルを提供。メニューには、1枚まるごと「ノンアルコール」のページもあります。

LES CLOS バーテンダー 光田恭祐さん「ジュースにハーブやスパイスをつけて2,3日置いておきます。ドリンクも食事も上質なものをお出しできるように」

普段はよくお酒を飲むという来店客。ノンアルコールワインのお味は?

数回目の来店 女性「おいしい…これワインですよね、香りがめっちゃいい。お酒が入っていてもおかしくない、こういう楽しみ方もあると初めて知りました」

こちらの女性はノンアルコールのモスコミュール。

初来店 女性「一杯の中にさわやかな香りと味が感じられるので、すごく料理と相性が合って、おいしく感じられます」

バーテンダー 光田さん「(普段)飲んでいない人も、これも飲んでみたい、あれも飲んでみたいと思ってもらえたらいいなと思いますね」

バーテンダーの光田さんは、アルコールあり・なしの垣根を越えて、料理と飲み物の組み合わせを楽しめる店を目指しています。