(写真:時事通信)

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「14年ぶりの世界一奪還のためにみんなと戦えて、このような結果に終わってハッピーです」

3月22日、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の決勝で日本がアメリカを破り、3大会ぶりに世界一に輝いた。歴代最多となる13打点をマークした吉田正尚選手(29)は冒頭のようにコメントした。

吉田は1次ラウンドの韓国戦で3安打5打点の活躍をみせるなど、1次ラウンドだけで4試合で8打点をマーク。準々決勝のイタリア戦でも2打点を挙げ、準決勝のメキシコ戦では7回に同点の3ランを決め、精彩を放った。

吉田が活躍するたびに《まさたかーーー》などとTwitterも大盛り上がり。決勝のアメリカ船では今大会29打席目で初めて三振となり、《今まで三振してなかったのがすごすぎる》と感嘆の声もあがっていた。

優勝の立役者ともいえる吉田だが、日本の優勝が決まると、MVPに選ばれたのは大谷翔平(28)。さらに大谷、ラーズ・ヌートバー(25)、ダルビッシュ有(36)らが胴上げされるも、吉田が胴上げされることはなかった。

さらに、大会全試合を通じて一度もヒーローインタビューに立つ機会も設けられなかった。日本代表のなかでも随一の活躍を見せたものの、スポットライトがあたることの少なかった吉田にSNS上ではさまざまな声があがっている。

吉田正尚不憫すぎる。えぐい活躍したのに全然注目されない男》
《不思議だよ、あれ程活躍した吉田がヒロインに呼ばれなかったのは。でも縁の下の力持ちって感じでいいよね》
吉田正尚のMVPも胴上げも全部私の中でしといたわ!!!!間違いなく吉田正尚だった》
《WBC、吉田正尚以上に不憫な人いる?》