イスタンブールに到着した台湾の国際緊急援助隊=消防署提供

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(台北、イスタンブール中央社)内政部(内務省)消防署(消防庁)は7日、トルコ南部で6日に起きた大地震で台湾が派遣した国際緊急援助隊・救助チームの先発隊が、同国イスタンブールに到着したと発表した。今後南部のアダナに赴き、救助活動を行うとしている。

▽援助隊関係者「台湾が恩返しをする番だ」

同署によると、先発隊は同署や台北市政府消防局の隊員、医師ら40人と救助犬3頭で構成。6日深夜に桃園国際空港を出発していた。

同署特殊救助隊中部分隊の張温宗分隊長は中央社の取材に、トルコ側から活動エリアを指示された後、活動拠点を設置して捜索、救助を行うと説明。被災者の生存率が高い「ゴールデンタイム」を利用し「閉じ込められている人を探すことが重要だ」と語った。

旅客機で渡航したため、大型の装備は持ち込めなかったとしながらも、現地の映像を見て、救助が必要とされる場所の空間は狭く、大型重機の使用は難しいと判断。今回持ち込んだ装備で十分活動できるとの見方を示した。

またトルコは1999年の台湾大地震で救助隊を派遣したことに触れ「台湾が恩返しをする番だ」と語った。

▽建物に閉じ込められた台湾出身の一家3人、無事救出

外交部(外務省)の劉永健(りゅうえいけん)報道官は同日の定例記者会見で、台湾出身の一家3人が倒壊した家屋に閉じ込められたものの、すでに救出され、健康状態に問題はないと明らかにした。現在は建物に閉じ込められている台湾人はいないとしている。

またトルコに隣接するシリアでも被害が伝えられているが、中華民国(台湾)はシリアに在外公館がないとし、現在はトルコを重点に救助活動を行うと説明した。

(陳俊華、王揚宇、黄麗芸、鍾佑貞/編集:齊藤啓介)