最近の中国では「愛国」を理由に日本や日本製品に抵抗を感じる人が増えているようだ。中国メディアの百家号は26日、「日本には中華街があるのに、なぜ大連の日本タウンを受け入れられない中国人がいるのか」と問いかける記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 最近の中国では「愛国」を理由に日本や日本製品に抵抗を感じる人が増えているようだ。中国メディアの百家号は26日、「日本には中華街があるのに、なぜ大連の日本タウンを受け入れられない中国人がいるのか」と問いかける記事を掲載した。

 記事は、遼寧省大連市に建設された巨大な日本タウンを紹介した。これは唐代の影響を受けた京都の街並みを中国で再現するというコンセプトで建造された大規模なプロジェクトだ。大連は日本人が建てた建物が多く残る親日的な都市なのだが、記事が紹介しているように一部の中国人からは不満が出ているようだ。

 さらに不満の理由について記事は、「日本の中華街と、中国の日本タウンは本質的に違うから」という主張を紹介。日本の中華街はもともと華人や華僑のために作られた場所であり、「中国人が中国人相手に商売をしている場所」だが、中国の日本タウンは「日本人が中国人相手に儲けようとしている場所だから」とした。そのほか、定番の歴史問題や、文化侵略などを理由に挙げ、これらが「大連の日本タウンを受け入れられない中国人がいる理由」だとしている。

 記事には、中国人ネットユーザーから多くの意見が寄せられているが、その多くは「日本タウンを受け入れるべき」というものだった。たとえば、「他国の文化を受け入れないなら、鎖国しないといけない」との指摘や、「観光業を発展させることの何が悪いのか」、「中国の道路は日系車でいっぱいだ」、「日本の中華街は、日本人好みに味を変えているので主な客は日本人になっている」との指摘もあった。

 また、「大連人全体を悪く言うのはやめよう」というコメントも目立ったので、日本タウンを受け入れた大連を非難する中国人も多いのだろう。反発もある大連の日本タウンだが、中国人の日本に対する感情改善につながる街になることを期待したいところだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)