BoseがAR開発から撤退。「音のAR」は終了へ
Boseは2018年に「音のARプラットフォーム」としてBose ARを発表。サングラス型のBose Framesなど、いくつかの対応製品をリリースしていますが、そのAR事業から撤退を決めたようです。
テック系ニュースメディアProtocolによると、AR終了の動きは数ヶ月に渡って展開されており、昨年夏には、コンシューマエレクトロニクス部門の責任者でAR擁護派だったJohn Gordon SVPが退社。また、AR開発チームのほとんどは、すでに退職したか解雇されたとのことです。
サードパーティの開発者が利用出来るよう公開していたBose ARのSDKも、4月に閉鎖され、既存アプリの開発者には近日中にアプリが利用出来なくなるとの通知を行っています。
音のARとも言われたBose ARは、通常の視覚情報を使ったARとは異なり、情報を音声で提供したり、立体音響を利用するもの。それを活かすためのデバイスとして、2019年10月にはサングラス型のBose Framesが日本でも発売されています。ただ、現在はBose Framesのサイトからからも、Bose ARに関する記述はなくなっています。
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Boseの広報担当者はProtocolに対し、特定のユースケースではうまく機能したものの、幅広く日常で利用出来るものではなかったと語っています。また、Boseは2020年1月に、世界119店舗の直営店を閉鎖するとも発表していました。これはオンラインにシフトするためとの理由でしたが、財政面的にも少なからず影響があったのかもしれません。
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source: Protocol
