by TNS Sofres

1984年の映画「ターミネーター」の何気ないワンシーンから、作中で使われているシステムのコードの作成者が判明しました。また、そのコードが1959年に開発されたプログラミング言語COBOLで記述されたものだったことから、「2029年でもCOBOLが使われている」と話題になっています。

TwitterユーザーのThrill Science氏は2020年4月14日に、「Cloudflareの最高技術責任者のジョン・グラハム=カミング氏から、初代の『ターミネーター』に私が書いたコードが映っていたと連絡がありました。実際に確かめてみたら本当でした!」と述べて、そのワンシーンをキャプチャした画像とともにTwitterに投稿しました。



このシーンは、2029年の未来から派遣された人類抵抗軍の兵士カイル・リースが1984年の時代を生きる主人公のサラ・コナーに、「未来では人類の抹殺をもくろむ機械軍との激しい戦争が繰り広げられている」ことを説明する場面のもの。普通に見ていたら見落としてしまいそうですが、人類抵抗軍の兵士が機械軍の偵察機を捕捉している様子を映したわずか1〜2秒ほどのカットの右下部分には、確かにプログラムのコードらしき文字列が映っています。

Thrill Science氏によると、このコードは同氏がアマチュア無線を取り扱う月刊誌「73」の1984年5月号に投稿したものだとのこと。Thrill Science氏が示した誌面の下部のコードをよく見ると、映画に使用されているコードと同じだということが分かります。



Thrill Science氏は、グラハム=カミング氏からメールが届くまで自分のコードが映画に転載されていることに気がつかなかったとのこと。映画「ターミネーター」を見たことはあるそうですが、その最中には「ははっ、未来のロボットもCOBOLを使ってるよ」としか思っていなかったと述懐しています。



なお、このプログラムは「0から1000までの整数の和を計算する」ためのもので、実用的なプログラムというよりは学習用のコードの一例のようです。



2029年の戦場を描いた映画のシーンに、ちょうど70年前にあたる1959年に開発されたプログラミング言語のコードが映っているということから、Thrill Science氏のツイートには「なんてこった!COBOLだ!」と驚がくするリプライや……



「つまり、あなたがスカイネットを創造したわけだ」



「お金はもらった?」



「あなたは本物のマイルズ・ダイソン(ターミネーターの開発に携わった登場人物)ですね」といったツイートが寄せられていました。



また、アメリカ・ニュージャージー州の失業保険システムにCOBOLが使われていることが取り沙汰されていることから、「ジェット機の操縦画面のような場所にCOBOLのコードが表示されている理由が分かりません。ジェット機のパイロットは、空中でニュージャージー州の失業保険システムの改修でもしているんでしょうか?」と指摘するツイートもありました。