スマホのSIMカード抜き取りからの悪用を防ぐ「SIM PIN」とは? 意外と知られていない設定と使い方

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スマートフォンの個人情報を守る対策といえば、本体の画面ロックを思い浮かべる人が多いだろう。紛失や盗難での個人情報を守るためには、こうした方法は有効だ。

しかし最近増えているスマートフォンからSIMカードを抜き取る盗難には効果がない。
抜き取られたSIMカードは、他のスマートフォンに差し込めば電話番号やデータ通信が利用できてしまうのだ。もし犯罪などに悪用されれば、被害者がでてしまう。

つまり、スマートフォンは画面ロックをかけていても、SIMカードを抜き取られれば、いとも簡単に悪用されてしまうのだ。

もちろん、すぐにキャリアに利用中断を申請すれば被害を最小限にできるが、それまでに悪用されてしまう可能性もある。

「SIM PIN」は、このようなSIMカードの抜き取りを防止するために使えるセキュリティ機能だ。

SIM PINは、以下のような特長を持っている。
・4桁のPINコードを設定してSIMカードにロックをかけられる
・iPhoneでもAndroidでもスマートフォンの「設定」からオンにできる
・SIMカードをスマートフォンにセットしたり、端末を再起動したりするとPINコードの入力が必要になる
・初期状態ではキャリア固有のPINコードが設定されているので、任意のものに変更して使う

SIM PINは非常に有効なセキュリティ機能なのだが、その存在自体を知らない人もまだ多い。

そこで今回は、iPhoneの場合を例にSIM PINの設定手順をご紹介しよう。


■まずはSIM PINをオンに切り替える
では、さっそくSIM PINの設定手順を解説しよう。
なお、今回はiPhoneの設定例をご紹介するが、Androidの場合は、
「設定」→「ロック画面とセキュリティ」→「SIMカードロック設定」から、ほぼ同様の手順でSIM PINを設定できる。

まずは、キャリアで初期設定されているPINコードを入力して、SIM PINをオンに切り替える。

なお、初期設定のPINコードはキャリアごとに異なり、3大キャリアの場合は以下の番号が設定されている。

・ドコモ:0000
・au:1234
・ソフトバンク:9999


1.「設定」→「モバイル通信」を開いて、「SIM PIN」をタップする。




2.表示された画面の「SIM PIN」の横のボタンをタップしよう。




3.入力画面が表示される。キャリアで初期設定されているPINコード(ドコモなら「0000」)を入力して、右上の「完了」をタップ。これでSIM PINがオンになる。
なお、PINコードは入力を3回連続で間違えるとPINロックがかかり、それ以上入力ができなくなるので十分注意しよう。




■初期設定のPINコードから任意のPINコードに変更する
SIM PINの機能はオンになったが、このままでは、キャリアの公式サイトなどで初期コードを調べられたら簡単に解除できてしまう。

それを防ぐためには、必ず任意のPINコードに変更する。
これを忘れてはいけない。

もちろん再設定するコードでは、「0123」など規則性や予測可能な数字は避けて、ほかのコードで未使用な組み合わせにするのが鉄則だ。


1.SIM PINの設定画面でボタンがオンになっているのを確認し、下にある「PINを変更」をタップする。




2.現在のPINの入力画面が表示される。ここで、再びキャリアで初期設定されているPINコードを入力し、「完了」をタップする。




3.続いて新しいPINの入力画面が表示される。好きな4桁のコード番号を入力し、「完了」をタップする。




4.確認入力用の画面が表示される。先ほど入力した新しいPINコードを再度入力し、「完了」をタップ。これでPINコードの変更は終了だ。





■SIM PINの設定後は、PINコードの入力が必要になる
SIM PINの設定後は、SIMカードをスマートフォンに入れたり、スマートフォンを再起動したりすると、PINコードの入力を求められるようになる。

正しいPINコードを入力しない限りSIMカードはロックされ、電話やモバイルデータ通信は使えないというわけだ。


SIMカードを端末に入れたり、端末を再起動したりすると、このようにPINコードの入力画面が表示される。正しいPINコードを入力することで、SIMカードのロックが解除される。



SIMカードが無防備のままだと、簡単に悪用されてしまうリスクがある。今回ご紹介した方法でSIM PINを設定し、万一の事態にしっかり備えてほしい。


執筆:しぶちん(ITライター)