なぜここまで国民感情を逆撫でするコメントばかりできるのか−。

 丸川珠代五輪相に対する人々の違和感が、日々SNS上に投稿され続けています。

 ネットニュースの編集者は言います。

 「本来なら国民に寄り添わなきゃいけない立場の方なのに、常にズレているんですよね。丸川大臣はテレビ朝日の元アナウンサーですけど、一般的にメディア出身の政治家は時代の空気を読むことに長けているんです。しかし、なぜかいつもイラつかせてしまっているという」

 東京五輪閉幕翌日にIOCのバッハ会長が「銀ぶら」をしていたことについて聞かれると「不要不急であるかは本人が判断すべきもの」と、まさかの『擁護発言』。これには「不要不急じゃないと自分で判断したんで帰省に行ってきます〜」といった投稿が散見され、夏真っ盛りにステイホームを余儀なくされた人々から怒りの声が相次ぎました。

・今すぐ読みたい→
五輪には反対なのにフジロック出演はOK!ロックアーティストの二枚舌に疑問の声 https://cocokara-next.com/topic/rock-artists-duplicity/

 さらには猛威を振るうデルタ株が、子どもを通じて感染が広がる危険性が危惧される中、首都圏の小中校生4万4000人の児童・生徒を対象とした「学校連携観戦プログラム」を強行。その背景として、丸川五輪相は「自治体からの大変強いご要望がある中で、できるようにする環境を整えることが合意された」と責任転嫁するような発言で物議を醸しました。

 「参院内閣委員会の閉会中審査では、『五輪は感染拡大の原因ではないと断言する根拠』を問われて『五輪開会式は56・4%、閉会式が46・7%と、期間中も高い視聴率を記録しました』と視聴率を読み上げ、場内からは失笑が漏れました。明確な根拠がなく、雰囲気だけで喋っているだけということが、白日の下に晒された格好です」(前述のネットニュース編集者)

 賛否両論が渦巻き、世論が二分された中で開催された東京五輪・パラリンピックだからこそ、そのリーダーから開催する意義を明確に示して欲しかった…それは叶わぬ願いなのでしょうか。