参考写真: 蒋介石・経国親子を記念する両蒋文化園区(桃園県)の蒋介石像

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(台北 1日 中央社)国立政治大学(台北市文山区)の図書館内にある故蒋介石総統の座像が1947年に起きた2・28事件の記念日にあたるきのう、何者かによってペンキ文字が吹きつけられた。

同大学によると28日未明、蒋総統座像の椅子部分に白いペンキインクで「独裁専制の害毒を残した歴史の下手人」と型紙を使ったと思われる字体で吹きつけられていた。この落書きは大学側によって同日午前中に消された。構内のもう1つの蒋介石総統の騎馬像のほうには落書きなどはなかった。

大学側は蒋介石像が落書きされた事件は今回が初めてではなく、学生の主張の表明は尊重するが、できるならば公共物の毀損に訴える方法は避けてほしいとしている。また、監視カメラで学生が特定できた場合などは、まず話し合いで当事者の考え方を理解するよう努め、現段階で校則による懲罰は考えていないという。

故蒋介石(中正)総統(1887−1975年)は1927年に中国大陸・南京市で設立された国民党の人材養成校、中央党務学校(政治大学の前身)の初代校長で政治大学の終身名誉学長。蒋総統の銅像は図書館内に1体、山上キャンパスに騎馬像が1体残っており、構内のビルの名称は政治家の名前がつけられているものも多い。

(陳至中/編集:谷口一康)