PCユーザーがセキュリティソフトを選ぶ基準は、買ったパソコンにプリインストールされているものをそのまま使い続ける人が多いとされているが、毎年の更新料を払うのがもったいないという理由で、更新料がかからないもの、または無償のものに乗り換える人も少なくない。

しかし、無償のものや更新料がかからないものは、往々にして性能が悪い。
ウィルス対策ニュースドットネットに掲載された記事を紹介しよう。



性能評価の概略は次のとおりだ。

〈ウイルス検知率〉
・ウイルス検出率が低すぎる(Wildlistでも6件を未検出)。
・ランタイムパッカーの検出に大問題(テストでは2%のみ検出)。

〈プログラム自身の保護〉
・不十分。プロセスを容易に終了操作することが可能。非常に危険。

〈操作性〉
・GUIはシンプルで良い。
・ファイアウォールのルール設定は直感的に操作できず複雑すぎる。
・ヘルプは良くできている。

セキュリティ対策ソフト全般に言えることだが、低レベル(機械またはOSに近いレベル)でクリティカルな処理を行っているので、評価法は非情に複雑である。

オフィスソフトのように、使いやすくて性能が高ければそれで良いというものではない。お役所で言えば、厚生労働省と内閣危機管理室を併せたような性能が要求されるのである。

セキュリティ対策ソフトを、価格に応じて松竹梅に分けてみるとよくわかるが、性能の高いものはそれなりの値段"松"クラスである。

オフィスソフトのように「Microsoft Officeが高性能すぎるので、OpenOffice.orgで十分」というのと同列で考えることは危険である。かならず「松」クラスの製品を配備して、パンデミックに備えたいものだ。

(編集部 真田裕一)

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