映画『Michael/マイケル』最初の5秒で涙!ICEx 筒井俊旭「マイケルのライブにようやく行けた」

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写真:筒井俊旭撮りおろし写真やダンススタジオを即決したポスター前での記念ショット&映画『Michael/マイケル』場面写真も!

ついに6月12日から日本での公開もはじまった、マイケル・ジャクソンの軌跡を描く映画『Michael/マイケル』。全世界の累計興行収入は9億ドル(約1,443億円)を記録するなど、世界的ヒットを記録中の本作を、EBiDAN発の8人組ダンスボーカルユニット・ICExの筒井俊旭が鑑賞。

3歳でマイケル・ジャクソンに衝撃を受け、以降ずっと敬愛し続けるほど、マイケルに心酔する筒井が、本作を観て何を感じたのか? その想いを熱く語ってもらった。

■どこで止めても絶対にサマになる!マイケルのシルエットの美しさ

──筒井さんは3歳から筋金入りのマイケル・ジャクソンのファンだそうですね。

筒井俊旭:マイケルファンだった両親が家で映像を観ていて、「めちゃくちゃカッコ良い!」と一目惚れしました。技術的な良さまではわからないほど幼かったけど、直感的に感じるものがあったので、「僕はこの人になる!」とアーティストを目指すようになりました。

──そこからダンスを習い始めたのでしょうか?

筒井:(マイケルに衝撃を受けてから)約一年くらい、保育園でも家でもずっとマイケルの真似をして踊っていたみたいです。そんなに好きで踊るならと、本格的にダンスを習おうとスタジオ見学を始めたら、最初のスタジオに大きなマイケルのポスターが貼ってあったんですよ! なので、「ここにする!」と即決でした(笑)。ジャズやヒップホップ、タップダンスなど、いろいろなジャンルを習いました。

──筒井さんがそこまで引き込まれたマイケルの魅力とはどういう部分にあるのでしょうか。

筒井:歌やダンスが上手い人は世の中にたくさんいるけど、マイケルのパフォーマンスは誰にも真似できない、唯一無二のものだと思うんです。シンガーやダンサー、アーティストという枠を超えたスターであり、僕にとっては夢を与えてくれたヒーローであり、神様です。ダンスを続けてきて改めてリスペクトしているのは、マイケルのシルエットの美しさ。軸がしっかりしていて、どこで止めても絶対にサマになる。それは自分がダンスをするうえでもかなり参考にしています。

──なるほど。これまで様々な楽曲をカバーしてきたと思いますが、特に思い出深い曲は?

筒井:最初にマイケルを観たのが、『Michael/マイケル』内でも描かれている、モータウン25周年記念公演で初めてムーンウォークを披露した「Billie Jean(ビリー・ジーン)」の映像だったので、ずっとそのダンスを真似して、どこに行くにもハットを被っていました。あまりに僕が被るので、周りでもハットが流行ったくらい(笑)。あとは「Smooth Criminal(スムーズ・クリミナル)」や「Dangerous(デンジャラス)」など…アイコニックな楽曲は画面に張りついて、一通り踊りました。

──資料によると、筒井さんは“マイケルの楽曲を0.5秒聴いただけで、どの曲か当てることができる”という特技をお持ちだそうですが。

筒井:はい! 小さい頃からずっと聴いてきたので、全曲染みついています(笑)。映画の試写中も、曲が流れてきたらすぐに「あ、これは『Bad World Tour』の音源だ!」など、ひとりで反応していました。

■自分なりにマイケルを再解釈して、リスペクトを込めた衣装で登場

──筒井さんはICExの一員として活動中ですが、同じアーティストという立場に立ったからこそ気づく、マイケルのすごさはありますか?

筒井:何があっても、パフォーマンスを最後までやり抜く姿です。どれだけ準備しても、ライブにはハプニングがつきもので。それでもマイケルは「絶対に完璧なステージを届ける」という強い意志を持ってパフォーマンスしているなと思うんです。そんな彼の姿勢にすごく励まされています。

それに、マイケルのライブ映像はいまだにあらたな発見があり、ずっと楽しめるんです。ツアーで何度も同じ公演をすると、どうしても“慣れ”が生まれそうですが、マイケルは何十回と公演を重ねても、絶対に同じパフォーマンスをしない。同じ曲なのに、同じパフォーマンスに見せない。それがマイケル・ジャクソンのすごさだと痛感しますし、自分もそんなふうにその日、その場だけでしか観ることのできない最高のパフォーマンスを届けることで、勇気やパワーを与えられる存在になりたいですね。

──自分のライブ映像をモニタリングしていて、「この瞬間の自分、ちょっとマイケルっぽかったな」と感じることもありますか?

筒井:ライブの演出でシルエットだけで踊る瞬間は、「俺はマイケル・ジャクソンだ!」というくらいの気持ちで、彼を心に宿しています(笑)。あと、ハットを被ってパフォーマンスする時は、絶対に誰にも負けたくない気持ちで臨んでいますね。ICExには「We’re ICEx!」という他己紹介ソングがあるのですが、そのなかに《我らが神戸のKING OF POP》という歌詞もあって。畏れ多いですが、グループの中でもそういう立ち位置を担当させてもらっています。

──本日の衣装も、マイケルをイメージして制作されたそうですね。

筒井:2025年の生誕グッズのために作っていただいたものです。デビューして初めての生誕企画だったので、自分の原点に返りたくて、マイケル風の衣装を選びました。でもコスプレにはしたくなかったので、自分なりにマイケルを再解釈して、リスペクトを込めた衣装にしました。まず、絶対にスパンコールのジャケットにしたくて、そこにバッジをたくさん付けたり、マイケルがグラミー賞を獲った時の衣装を少しオマージュしたり…ライブと式典の衣装をハイブリッドさせた“筒井俊旭とマイケル”のイメージで仕上げていただきました。

──深い愛が詰まっていることを感じます。

筒井:子どもの頃からずっと、服を選ぶ基準がマイケルなんです。赤ジャケットを見れば「Thriller(スリラー)」、黒のライダースは「Bad(バッド)」、青のデニムシャツは「The Way You Make Me Feel(ザ・ウェイ・ユー・メイク・ミー・フィール)」…そんなふうに、服の色とマイケルの曲が自分の中でリンクしています。子どもの頃は親に「保育園に行くよ」と言われたら、必ずマイケルっぽい服を自分で選んでいたみたいです(笑)。

■すごく謙虚で、つねに完璧を追い求めて努力を惜しまない、マイケルの人間性

──それほどマイケルへの熱い想いを持っていると、映画『Michael/マイケル』を観るにあたっては、おそらく大きな期待と少しの不安があったのではないかと思います。

筒井:数ヵ月前から公開を本当に楽しみにしていました! ドキドキしながらいざ試写を鑑賞し始めたら…最初の5秒くらいで泣いてしまったんです。僕はマイケルが亡くなってからファンになったので、ライブを観に行くことは叶いませんでした。でも、『Michael/マイケル』を観ていたら、マイケルのライブにようやく行けた感覚になって…涙が出ました。

──ライブ映像は臨場感が本当に素晴らしかったですよね。

筒井:僕が何度も観てきたライブ映像のままで、「本当にマイケルがいるじゃん!」と思いました。今まではずっと小さな画面で追いかけていたのに、大きなスクリーンで観ていたら、本当にその場にいるような感覚になって。昔から追ってきた皆さんはマイケルとともに人生を歩んできたと思いますが、僕はそうではないので、同じ時代を生きていると感じられて、よりマイケルを知れたような気がします。

──個人的には、映画を通してマイケルの人柄をしっかりと知ることができてうれしかったです。とても繊細で優しくて、子どもや動物に深い愛情を持っている、彼の人間味がありありと伝わってきたというか。

筒井:わかります。僕はマイケルの人間性も大好きなんです。あれだけの才能があるのにすごく謙虚で、つねに完璧を追い求めて努力を惜しまない。ライブでのキラキラした顔とは裏腹に、少し孤独な面もあると知ってはいたけれど、いざ映像として観ると切なくて…感情移入して見入ってしまいました。

マイケルは8歳でデビューしたので、普通の子ども時代を送れなかったんですよね。僕は13歳でこの道に入ったので、共感と言ってしまうとおこがましいですが、少しわかる部分があるというか。マイケルの抱えていたプレッシャーや寂しさとは比べものにはなりませんが、やっぱり大変だったんだな…と。今まではマイケルの話をどこか遠い話のように感じていたけど、こうして映像で観てみると自分ごとのように感じ、ハッとさせられて。心にくる部分が多かったです。

──「ハッとさせられた」のは、具体的にはどういう部分ですか?

筒井:事故で負傷してもファンや家族のためにツアーを行うなど、人を思う優しさや、完璧を求める姿勢が素晴らしくて。パフォーマンスをする身としては絶対に忘れちゃいけないことだと、映画を観ていて痛感しました。

■無意識にやっていたであろう動きまで見事に拾いきったパフォーマンス

──筒井さんが劇中で特に好きだと感じたシーンは?

筒井:マイケルが「ピーター・パン」の本を読むシーンです。ステージ上で輝く姿のイメージが強いと思いますが、僕は無邪気で純粋なマイケルが大好きなんです。普段カメラの前では見せないマイケルのあどけない表情がたくさん映し出されていて、素を知れたようでうれしくなりました。

──「ピーター・パン」を読む姿はすごくピュアでしたよね。そして、マイケルを演じたのは、実の甥であるジャファー・ジャクソン。まるで生き写しのようでした。

筒井:予告が出た時から、ジャファーさんの後ろにすでにマイケルが見えて「すごい!」と思っていたんですが、映画ではマイケルの動きがそのままに映し出されていて、「これは並大抵の努力では絶対にできないな」と感動しました。ダンスはもちろん、普段の仕草や表情がマイケルそのものでしたね。演技では表現しきれないマイケルの無邪気な部分がそっくりで。特に親友のバブルス(チンパンジー)と戯れているシーンの笑顔にはマイケルらしさが出ていると感じました。

──ジャファーさんはダンスの特訓を2年間積んだそうですが、パフォーマンスも見事でした。

筒井:本当に! シルエットがマイケルすぎました。マイケルを象徴する大胆な動きはいろんな人が真似する部分ですが、ジャファーさんはライブ中の細かい仕草まで拾っていて驚きました。マニアックですが、「Thriller(スリラー)」を踊っている最中にジャケットの裾を軽く持つ仕草がしっかりと再現されていたり…マイケルが無意識にやっていたであろう動きまで拾いきっていましたね。あと、ライブ中の細かい首の振りや体の角度も完璧で。深く研究していないとあそこまで表現できないと思います。

──そこまで気づく筒井さんもすごいです!

筒井:まだあるんですけど、いいですか?(笑) これまたマニアックですが、「Billie Jean(ビリー・ジーン)」のパフォーマンスで、これまで公開されていたライブ映像では上半身しか映っていないシーンが、映画の中では全身が捉えられていて。下半身の動きまでディテールがしっかりと再現されていて、「これは恐ろしい!」と思いました。

■自宅で鼻歌をうたうシーンから感じた、マイケルのルーツ

──そしてジャクソン5時代のライブも、子役のジュリアーノ・ヴァルディを含め、素晴らしい再現度の高さでした。

筒井:すごく惹き込まれましたね。かわいらしさがそのまま再現されていて、マイケル本人にしか見えなかったです。少年時代のマイケルは大人になったマイケルとは少しステップの踏み方が違い、大胆で荒削りな部分があるんですが、子どもならではの軽さがすごく出ていたと思います。途中から、映画ということを忘れて見入っていました。

──ライブシーン以外にも劇中ではマイケルの曲が多数流れますが、特に印象に残っているものは?

筒井:マイケルが家の中で鼻歌を歌っているシーンがあるんですが、それは映画『モダン・タイムス』のテーマ「Smile」で、マイケルが幼少期からずっと慣れ親しんでいた曲なんです。のちにマイケルがカバーするのですが、それがふいに鼻歌として差し込まれていて、マイケルのルーツを感じましたね。

──ボーカルはマイケル本人と役者の声を混ぜて、シーンごとに割合を変えて使用していますが、単なる過去音源の貼りつけではなく、生き生きとしたニュアンスを感じます。

筒井:ジャファーさんの声もとても素敵でしたよね。声がそっくりすぎて、予告を見た時から違和感がなく衝撃でした。マイケルの声は透き通っていて個性的なので、真似しようとしたら絶対に違和感が出てしまうと思うんです。でも本当にマイケルが歌っていると思うくらい同じ声で、さすが甥だなと感じました。

──本作での衣装についてはいかがですか?

筒井:レコーディング時の私服などは、実際にマイケルが着ていたコーディネートを再現しているものが多くて、こだわりを感じました。そしてやはり「Beat It(ビート・イット)」の赤ジャケットは素敵でしたね。あえてMVの撮影現場ではなく、リハーサルのシーンが描かれていたのも好きでした。あの象徴的な赤ジャケットを着たマイケルが、音楽だけを手に、ひとりでギャングのアジトへ乗り込んでいく…その姿がすごくカッコ良かったです。僕もああいう赤いジャケットをずっと探しているのですが、なかなか良いものが見つからないんですよね。

──音楽を通して心が繋がっていくようなシーンでしたね。総じて、筒井さんは映画『Michael/マイケル』を鑑賞してどんな感情に包まれましたか?

筒井:表現することの美しさや素晴らしさを、ひしひしと感じました。自分の夢を追いかけるのは時には大変だけど、諦めずに自分の意思をしっかり持って貫けば、結果が出るんだな、と。そしてマイケルがファンの方を大切にしていたように、僕も自分を待ってくれている人がいる限りはステージに立ち続けたいし、全力のパフォーマンスをCOOLer(ICExファンの呼称)の皆さんにお返ししたいと思いました。

──この作品でマイケルに初めて触れるファンの方も多いと思います。そんな方々にはどのように楽しんでほしいですか?

筒井:マイケルが生きていた時代を一緒に生きるように感じられる作品なので、今までマイケルを知ってはいたけどあまり深く触れたことがない方には、ぜひ観ていただきたいです。そして、マイケルを全然知らない方も、夢を諦めず突き進む姿勢に感動すると思うので、ぜひ映画館に足を運んでもらいたいです。

──筒井さんもまた、劇場に足を運びますか?

筒井:もちろん! 少なくとも3回は足を運ぼうと思っていますし、どの服を着て劇場に行くか、計画中です!

INTERVIEW & TEXT BY 岸野恵加

■映画情報

2026.06.12 公開
映画『Michael/マイケル』

監督:アントワーン・フークア(『イコライザー』シリーズ、『トレーニング デイ』)
脚本:ジョン・ローガン(『アビエイター』『グラディエーター』)
製作:グレアム・キング(『ボヘミアン・ラプソディ』)、ジョン・ブランカ、ジョン・マクレイン
出演:ジャファー・ジャクソン、ジュリアーノ・ヴァルディ、コールマン・ドミンゴ、ニア・ロング、ケンドリック・サンプソン、マイルズ・テラー、ローラ・ハリアー、ケイリン・ダレル・ジョーンズ他

配給:キノフィルムズ 提供:木下グループ 映倫:G
(R), TM & (C) 2026 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

■プロフィール

◎筒井俊旭(読み:つつい としあき)

2006年3月27日生まれ、兵庫県出身。EBiDAN発の“すべての愛を愛する”をコンセプトに活動する、ダンスボーカルユニット・ICEx(アイス)のメンバー。

◎ICEx(読み:アイス)

志賀李玖、中村旺太郎、阿久根温世、千田波空斗、筒井俊旭、山本龍人、竹野世梛、八神遼介からなる8人組で、2023年8月16日にシングル「CANDY」でメジャーデビュー。2026年7月1日に2ndフルアルバム『FRESH!!』を発売し、翌8月21日からは福岡、愛知、大阪、東京を巡るツアー『ICEx Fourth Concert Tour 2026 ”FRESHest!!’’』を開催する。

◎ICEx リリース情報

2026.07.01 ON SALE
ALBUM『FRESH!!』