毎週土曜日 午前10時30分から日本テレビにて放送(関東ローカル/TVerにて最新話を無料配信)ヒロミ、小泉孝太郎がMCを務める「オー!マイゴッド!私だけの神様、教えます」。

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6月13日(土)の放送には、これまで高尾山に登った回数150回以上の“高尾山の歩くWikipedia”こと、高尾登山電鉄職員 竹田知生さんが出演。

高尾登山電鉄の職員として公式SNSを担当する竹田さん。今年2月の放送では冬の時期ならではの高尾山の魅力を教えてくれたが、今回は、新緑の季節の高尾山の魅力を教えてくれた。

今年2月放送時の内容はこちら:https://www.ntv.co.jp/ohmygod/articles/41143lpdsqdor4og2xv0.html

5月中旬、竹田さんと高尾山で待ち合わせ。高尾山には大きく分けて登山ルートが6つあるが、新録の時期に一番おすすめなのが「4号路を軸にしたコース」だと竹田さん。「麓の清滝駅からケーブルカーに乗って1号路の中腹に到着します。そのまま1号路をしばらく道沿いに歩いて、途中の分岐のところで、4号路というしっかりめの登山道に行きます」とのこと。

朝9時30分、新緑の高尾山登山がスタート。竹田さんは、清滝駅でケーブルカーに乗る前に「セッコクという植物がありまして、自由に出入りができます」とセッコク開花時期のみ開放されるスポットを紹介(※むやみに動植物は採集せず、観察に留めてください)。

セッコクは、樹木や岩の上に根を張り育つ着生ランの一種。平安時代から滋養強壮の薬として使用されており、江戸時代には、その力強い生命力から「長寿の象徴」とされ、縁起の良い植物として人々に愛されてきた。しかし盗掘が相次ぎ、現在は絶滅危惧種に指定されている。

ケーブルカーに乗車すると「沿線にモミジがかなり多いので、若葉がキレイに見られます」「上り方面だと進行方向の左側に新緑とか、紅葉シーズンだったらモミジの紅葉がかなりキレイに見られる。座るようだったら左側」と具体的なアドバイスが。

ケーブルカーは出発後トンネルを走るが、「(魅力は)トンネルを抜けた瞬間ですね。緑がキレイで、特に今日は青空のコントラストも完璧なので」と竹田さん。

あっという間にケーブルカーは高尾山駅に到着。そこから歩いて4号路の入り口へ。「自然研究路 4号路」と看板にもあるように、ここからは「“自然しっかり・登山ガッツリめ”の場所になります」とのこと。

高尾山は、チョウだけでも約100種類が生息している点も特徴。竹田さんの“推し”は、春先にしか見られない、半透明な羽を持つウスバシロチョウ。150万年前の氷河期から生息し、別名「生きた化石」と呼ばれる。しかし成虫として生きられるのはわずか2週間ほどで、チョウ界隈では幻と言われている。

チョウが多いということは餌となる植物も豊富ということ。まずはシャガの姿が。以前(昨年9月放送)、竹田さんに夏の高尾山の魅力を教えていただいた際に「アヤメの仲間で5月頃に花を咲かせる。根っこが深く横に入っていて、土の崩れるのを防止してくれると言われています。山崩れ防止としてすごく高尾山全体で頑張ってくれている植物です」と解説してくれたシャガが花を咲かせている。

昨年9月放送時の内容はこちら:https://www.ntv.co.jp/ohmygod/articles/41142eudghljm1d6iske.html

高尾山には約1600種類の植物が生息。その多くが春から初夏にかけて開花するが、この時期は不思議な植物の姿も。

「これがミミガタテンナンショウと思われます。マムシグサという種類の仲間で、春先の4月ごろに花を咲かせます。その姿が終わったら夏に向けて実をつけます。まだ緑なんですけどもうちょっと一粒あたりが大きくなって、赤く熟していきます。毒があるので食べないでください」と竹田さん。

ミミガタテンナンショウは、発芽した時は全て雄株。しかし光合成を繰り返しデンプンなどの栄養を蓄えると、雌株へと転換し実をつける。赤く熟したのち種となって実が朽ちたら再び雄株へ戻るという。

秋の高尾山の代名詞・モミジの花も。鮮やかな紅葉を見せ、葉を落としたあと、若葉が開くと同時に5mmほどの小さな花を咲かせる。その花は4-5月ごろ、プロペラ状の種子へと変化し、さらに茶色く熟すと7-11月ごろ、回りながら遠くへ飛んでいくという。

スタートから2,800m。ここで4号路の名物スポット・1969年に完成した高尾山唯一のつり橋「みやま橋」が現れた。長さは約36m。約15mの高さから木々を見下ろし、空中散歩の気分が味わえる。

吊り橋を通り抜けるとミスジマイマイというカタツムリの姿が。高尾山には、カタツムリだけで約25種類が生息。縦に細長く煙管(きせる)のような殻を持つナミギセルや体がお餅のように伸びるニッポンマイマイなど、特徴的な種類も観察できる。

竹田さんは「アミガサタケという春の時期に生えるキノコ」の姿を見つける。うまみが強く深いコクを出すことから、中国ではスープや煮込みのベースに使われる高級食材として知られているが、生で食べると猛毒なので要注意のキノコだ。

実は高尾山はキノコの宝庫とも言われており、その数なんと560種類以上。
    
そして最後の坂を登って山頂に到着。山頂で竹田さんが取り出したのが 高尾山の麓・ケーブルカー清滝駅からすぐ「高尾すみれ庵」の看板メニュー「おいなりさん」(3個600円)。

画像左は、ひじきを酢飯に混ぜ合わせ甘めの油揚げにふんわりと詰め、国産の大豆をトッピング。お店の定番の看板メニュー「てんぐいなり」。画像真ん中は、赤しそふりかけを混ぜ合わせた酢飯を詰め、出汁で煮た山菜をトッピング。食感の楽しい「すみれいなり」。画像右は、シイタケの炊き込みご飯を油揚げに優しく詰め、しょう油や砂糖で煮たシイタケをのせた週末限定の「どんこいなり」。

竹田さんは、下山時にもユウレイソウやメダマオヤジなどと呼ばれる植物に注目。1号路の女坂を降りてきたあたりで見ることができたギンリョウソウは、「梅雨時に咲いてきます。葉緑体を持たないので緑がかりが全くない植物。植物と菌類のちょうど間らへんみたいな生き物」とのことで、キノコなどがはった菌糸に寄生し、栄養を奪いながら成長する。

ここで竹田さんは「下りはケーブルカーではなくてリフトで行きます」と提案。「今の時期は風も気持ちいし、気温もちょうどいいし、リフトが帰り(下り)だと景色が東側に進んでいくので都心側が一望できます」とのこと。片道約12分、運賃490円。途中にはカメラマンが撮ってくれるフォトスポットもあり、撮ってもらった写真は到着後購入が可能。

竹田さんはスタジオにも登場。この時期ならではの期間限定グルメを紹介してくれた。

まずは「高尾山の麓、京王線高尾山口駅からケーブルカー清滝駅の間にあります」という揚げたてドーナツ専門店「高尾さんかく堂」の6月までの限定商品。カスタードにりんごとシナモンを合わせた、まるでアップルパイのようなドーナツ「アップルカスタード」(560円)だ。

同じく6月までの期間限定「チェリーシトラスソーダ」(600円)も。

ケーブルカー高尾山駅至近「高尾山スミカ天狗屋」の期間限定商品(無くなり次第終了)は、「高尾山抹茶チーズタルト」(1個400円)。「北海道、フランス、デンマークの3種類のチーズをブレンドしていて、クリーミーな甘みだけじゃなく、抹茶の美味しさを生かしたタルト」と竹田さん。

また穴場スポットとして「JR高尾駅から西側にあるエリア」である“裏高尾”の最新グルメについても解説。「高尾山の山頂から隣の城山まで移動する登山客が多いんですけど、その下山ルートから高尾駅に歩いて向かう途中にあるのが裏高尾エリア」だという。

まずはJR高尾駅から徒歩5分の、2025年10月にオープンしたばかりのベジタリアンサンドウィッチ専門店「TAKAO VEG STAND」。高尾山を訪れる海外の方や、健康志向の方からの「ベジタリアンメニューが欲しい」という声をきっかけに生まれたという。

一番人気メニューは「アボカドエッグサラダ 」(1,000円)。アボカド、ブロッコリー、ゆで卵を、フライドオニオンと特製豆乳マヨネーズで和えてサラダに。フォカッチャにひよこ豆やニンニクなどが入った特製ペーストを塗り、レタス、紫キャベツのマリネをのせ、その上に先ほどのアボカドサラダをのせたら完成。

一日5食の限定メニュー「くるま麩カツサンド」(1,000円)も。くるま麩を昆布だしの割下に一晩浸し、パン粉を付け、約5分間カラッと揚げる。それをキャベツの上にのせ、特製豆乳マヨネーズとソースをかけたら完成だ。

竹田さんは、“裏高尾”の穴場スポットとしてJR高尾駅から徒歩15分の「高尾駒木野庭園」も紹介。

入園は無料。1930年代に建てられた日本家屋と本格的な枯山水のある庭園が人気で、中にはカフェも。「注文いただいた方は、他の食べ物も持ち込み可能」だと竹田さん。美しい日本庭園を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごすことができる。

新緑の高尾山の絶景をもう一度見たい方はTVerで:https://tver.jp/series/srgcg6j7uk