離脱前夜について話してくれた渡辺。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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「単純にショックですね、悲しいし、悔しい」

 日本代表の渡辺剛は静かに言った。

 2026年6月11日(日本時間12日)、遠藤航の戦線離脱を受け、ナッシュビルSCのトレーニングセンターは騒然となった。選手たちは朝のミーティングで聞いたそうだが、そこに遠藤本人の姿はなかった。

 渡辺剛は語る。

「4年間準備してきたと思いますし、ワールドカップにかける思いは僕じゃ計り知れない」
 
 実を言えば、“離脱前夜”、渡辺は遠藤と顔を合わせていた。

「昨夜も航くんには会っていました。でも、たぶん分かっていた状態だったと思います。それでもで僕たちに伝えず、今日のミーティングでチームから告げる形をおそらく選んだ。直接話は聞けませんでしたが、単純に、悔しいです」

 渡辺は遠藤の心情も察していた。

「直接ではなくチームから伝えて、何も言わずに去ったほうがいい。航くんはそう判断したんだと思います。(離脱の)話を聞いたときはショックでしたし、悲しかったです」

 簡単に受け入れることなどできない。ただ、オランダ戦は迫っている。  渡辺は前を向く。

「もうやるしかない」

 気持ちを切り替えて、目の前の試合に集中するだけだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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