巨人・則本昂大が在籍13年の楽天との初対戦で初勝利、全12球団勝利も達成「この地で勝てたことがすごく感慨深く幸せやなと思います」
巨人8−2楽天(交流戦=9日)――巨人が2位浮上。
三回にダルベック、六回に佐々木、七回に岸田、九回に大城と一発攻勢で快勝。則本は古巣からの白星で12球団から勝利を挙げた。楽天は4連敗。

昨季まで13年を過ごしたかつての本拠地でヒーローインタビューに立った。巨人の則本は「この地で勝てたことがすごく感慨深い。幸せやなと思います」と感無量の面持ちだった。気迫を前面に出した好投で、楽天相手に12球団勝利の栄誉を手にした。
古巣との初対決は序盤から制球がばらついたが、ピンチを切り抜けると雄たけびを上げた。特に気合が入ったのが、「たくさん助けてもらった仲間」という同い年の浅村との対戦。フルスイングで応える相手に対し、一回は直球を5球続けた後にフォークで空振り三振。六回には高めの150キロで中飛に仕留め、「真っすぐを精度良く投げていて押し込まれた」と相手を脱帽させた。
六回を終えて100球を超えていたが、続投を志願した。「13年間やってきた仙台。特別な思いもあった。1イニングでも、1アウトでも、1球でも多くこのマウンドで投げたいと思っていた」。七回に3連打を浴びて2点を失い、イニング途中での降板となったが、スタンドからは温かな拍手が降り注いだ。
プロとしてのキャリアを歩み始めた仙台では、先発投手として簡単にはマウンドを譲らない矜恃を養い、強気に攻めるスタイルを確立した。「自分を成長させてくれた場所」と感謝の念は尽きない。

新天地では「ジャイアンツのために、これまでと変わらず、がむしゃらに腕を振る」と誓い、仙台での登板を「(相手チームやファンに)強敵だぞと思わせられるように」と思い描いていた。今季最多126球は、古巣のファンにも元エース健在を示すには十分な熱投だった。(井上敬雄)
巨人・橋上監督代行「(則本は)色んな思いがある中で最初は力みを感じたけど、うまく修正した。攻撃陣も早めに援護できたので、いい感じで投げられたんじゃないか」
