イタリア代表はなぜ弱くなったのか 名DFネスタが嘆く“イタリアらしさ”の喪失「アイデンティティを失い、他国の真似をしてしまった」
2026W杯北中米大会の開幕が近づいているが、そこに欧州の強豪・イタリアの名前はない。欧州予選プレイオフでボスニア・ヘルツェゴビナに敗れ、まさかの3大会連続の欧州予選敗退だ。
イタリアはどこでおかしくなってしまったのか。イタリアを代表する名DFであり、ミランなどでも多くのタイトルを手にしたアレッサンドロ・ネスタはイタリアのアイデンティティを失ったのが痛かったと語る。
「それに今は戦術が細かすぎるね。12歳や13歳の世代でさえ、本来磨くべきドリブルなどの才能よりもフォーメーションの勉強をしている。パスは上手だが、創造性が欠けているんだ」
「物事は密接にリンクしている。代表チームは勝てず、トップ選手はセリエA以外のリーグに引き寄せられる。かつては誰もがセリエAでのプレイを夢見ていたのにね」(『Gazzetta dello Sport』より)。
イタリアは2006W杯ドイツ大会を制したが、そこからはポゼッションサッカーがトレンドになるなど、やや世界の方を意識しすぎたところはあるかもしれない。イタリアらしい戦い方がどういったものだったか思い出すのは難しくなってきており、2030W杯へなかなか答えは見つかりそうにない。
