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 お笑いコンビ「千鳥」大悟(46)が、6日放送のTOKYO FM「川島明 そもそもの話」(土曜後5・00)にゲスト出演し、芸人人生の転機になった出演番組について語った。

 12年にコンビで東京へ進出。コント番組「ピカルの定理」のレギュラーをつかんだ。ところが、番組はすぐに終了。「もう売れたと思って出てきたら、半年か 1年で終わったんかな?これがきつかった。これはきつかった」と振り返った。ほか「笑神様は突然に…」も、レギュラーになった直後に放送終了。「東京で僕らを使ってくれた番組が、バンバン終わっていったんですよ」と、焦燥感を打ち明けた。

 相方ノブは、先輩芸人からのいじられ方で活路を見いだしていったが、大悟は近寄りがたい風貌もあってか、持ち味を生かせない日々が続いたという。「どう振ってええか分からないくらいの年に、『(人志松本の)すべらない話』と『IPPON(グランプリ)』を両方取るんですよ。それで、説得力が出たというか」。お笑いの技量で、ようやく光が見えたことを明かした。

 さらに大きかったのが、23年から放送されたテレビ東京系「ヤギと大悟」だった。大悟がヤギを散歩させながら、道行く人たちと緩〜く交流していく、異色のロケ番組だ。「大悟はちょっと怖い感じがあったんですけど、ヤギと歩いたのがよかった。あれ、実はデカかった」。お茶の間に大悟の朴とつなキャラクターが伝わったようで、「あれでたぶん、おっちゃんとおばちゃんとかは、“この田舎の小生意気な子は何?”っていうのが、“ホンマにあの感じの人間なんや。なら許してやるか”みたいなのがあったかもしれない」と自己分析していた。

 同番組は、大悟の新たな挑戦にも役立った。公開中の映画「箱の中の羊」(監督是枝裕和)では、綾瀬はるかと夫婦役でダブル主演。カンヌ映画祭の長編コンペ部門に出品され、レッドカーペットを歩いた。

 「俺が是枝監督に、“何でわしを見つけて、見て、映画に出そうと思ったんですか?”って聞いたら、“『ヤギと大悟』を見まして”って。ヤギと僕が歩いているのを見て、僕のしゃべり方と、子供とおじいちゃん、おばあちゃんへのしゃべり方と一緒だと。なぜか一緒なのに、この人は許されている。子供にも“おう、お前”って言うし、じいちゃん、ばあちゃんにも“何でそんなんやねん”って言うけど、なぜか誰も嫌な顔をしてない。それで選んだって」

 さらに大悟は「ヤギと歩いていたら、カンヌを歩くことになったんですよ」と、しっかりオチも付けていた。