東武鉄道、大手私鉄初の「顔パス」導入…東武宇都宮駅に設置
東武鉄道は顔認証機能を搭載した自動改札機を栃木県の東武宇都宮駅に設置した。
対象区間の定期券を持つ利用者が事前に顔の画像を登録しておけば、交通系ICカードをかざすことなく、「顔パス」で通過できる。
顔認証の改札を利用できるのは、東武宇都宮―新栃木間と栃木駅を加えた計12駅。大きな荷物やベビーカーなどで両手がふさがっていても、立ち止まらずに改札を通過することができる。同区間内の定期券を持つ18歳以上が対象で、利用するには、顔画像とPASMO(パスモ)の定期券情報の事前登録が必要だ。
同社によると、顔認証改札機の設置は、大手私鉄で初めて。改札機の両側に2台ずつ設置されたカメラによって、入出場する利用客の顔が自動で認証される仕組みとなっている。
昨年11月に、東武宇都宮―新栃木間と栃木駅を加えた計12駅に、タブレット端末に顔を近づけて改札を通過できる顔認証システムを導入した。ただ、タブレット端末による顔認証の場合、端末の前で一度立ち止まる必要があった。今回の自動改札機でよりスムーズな通過が可能になる。
顔認証改札は各社で開発が進む。JR西日本は3月から、東武宇都宮駅に設置されたものと同様の改札機を大阪駅と新大阪駅に導入し、実証実験を行っている。東武鉄道は今後、様々なメーカーの自動改札機に顔認証機能を後付けできるシステムの開発を進める。
