オートメッセ in 愛知に初出展した、総合チューニングパーツメーカーのブリッツ

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久々の愛知でユーザーと再会

 総合チューニングパーツメーカーとして知られるブリッツが、2026年5月16日および17日にAICHI SKY EXPO(愛知県常滑市)で開かれた「オートメッセ in 愛知」に初出展しました。

 同社のブースでは、スタンダード車高調「ZZ-R」と、室内から減衰力を制御できる「DSC」アップグレードパーツを搭載したGRヤリスのデモカーを展示。

【ズラっと並んだ商品群】ブリッツの展示を見る(写真)

 これまで東京や大阪のイベントでは存在感を示してきた同社ですが、愛知はファンが多いにもかかわらず出展の機会が限られていました。

 担当の小林徹さんは「以前は別の展示会に出ていたのですが、久しぶりに愛知のユーザーにも商品を届けたり、せっかくデモカーを作っているので見ていただいたりしたく出展しました」と話します。

 ブースは初出展ならではの濃いラインナップで構成されており、実物のデモカーで体感してもらうことを重視し、製品と走りのイメージを結び付ける設計となっていました。

 会場はスタッフとの距離も近く、ユーザーの声を直接フィードバックできる場としてにぎわっていました。

総合チューニングパーツメーカーとしての現在地

 ブリッツは「総合チューニングパーツメーカー」ということで、給排気から足回り、電子部品まで幅広くラインナップしています。

 ブーストアップなどのパワーアップ関連やレーダー探知機などの電装系も手掛け、カーライフ全体を豊かにする提案を得意としています。

 特定車種に偏らない商品群は、初めてのカスタムからステップアップまで、ユーザーの目的に合わせて選べるのが大きな特徴です。

特定車種に偏らない商品群が魅力

 一方で小林さんは、スポーツ志向のユーザーからは、GR86や「GR系」への親和性が高いメーカーイメージで語られることが多いと言います。

「ブランドとして特定車種を推すことはないのですが、スポーツパーツメーカーとしてのイメージは強く、GR86などで評価いただく機会は多いです」と、現場感覚を交えつつ説明してくれました。

 会場でもスポーツモデルの相談が目立ち、走りの質を引き上げたいというニーズが根強いことを印象付けます。

まず見てほしい「ZZ-R」はストリートで効く!?

 今回のブースで「一番見てほしい」と小林さんが挙げたのが、車高調整式サスペンション「DAMPER ZZ-R」です。

 ブリッツには複数の車高調ラインナップがありますが、ZZ-Rは最もスタンダードな位置付けです。価格と性能のバランスに優れ、ストリートでの乗り心地を重視した入門用としておすすめだといいます。

 展示の主役はGRヤリス用のZZ-R。スポーツモデルとの相性はもちろん、通勤や買い物まで日常域での快適性を崩さず、ワインディングや高速道路での応答性を底上げできる点が魅力です。

 減衰力やスプリングレートのチューニングは過度に攻めすぎず、誰もが扱いやすい範囲で設定。初めて車高調を導入するユーザーでも違和感なく乗り出せる、ブリッツらしい“使える”アプローチがうかがえます。

 加えて、車種別の適合や推奨セッティングが充実していることも安心材料です。

 デモカーで装着イメージまで含めて確認できるため、「どれくらい下がるか」「乗り味がどう変わるか」といった具体的な疑問にも、現場でクリアにできる体制が整っていました。

室内から減衰を操れる「ZZ-R DSC」

車高調整式サスペンション「DAMPER ZZ-R」

 ZZ-Rの魅力をさらに高めるのが「ZZ-R DSC」です。

 通常は手動で行う減衰力調整をモーター制御により室内から実行できるだけでなく、走行状況に応じてコンピューターが最適な減衰を算出し、自動で姿勢を整えます。

 例えば街なかの段差や荒れた路面ではソフトに、コーナリングや制動時には必要な踏ん張りを出すなど、状況に応じた切り替えがシームレスに行えます。

 会場のGRヤリスにはこのDSC仕様が組み込まれ、スイッチ操作でフィールが変わる様子を紹介。スポーツ走行の楽しさと日常の快適性を両立させたいという要望に対して、具体的なソリューションを提示する内容となっていました。

 小林さんは「室内からいつでも乗り心地を変えられますし、自動制御で一番いい姿勢を出してくれるのがポイントです」と、ユーザーフレンドリーな価値を強調します。

 また、人気作品「MFゴースト」に登場する主人公の車両にも同様の機構が登場するそうで、来場者との会話が弾む場面も。モータースポーツやメディアを通じた認知拡大が、製品理解の入り口になっているのは興味深いところです。

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 ブリッツは今後も車種にこだわらず、誰もがカーカスタムを楽しめるパーツを展開していくとのこと。足回りや吸排気といった王道に加え、車種別専用のスマホホルダーなど、生活の質を上げる実用系も拡充し、単なる「速さ」だけに軸足を置かない、総合メーカーとしての幅をさらに広げる構えです。

 小林さんは「ご自身のクルマに何が適合するのか探して、楽しんでいただければと思います」と話しました。オートメッセ in 愛知への初出展は、ユーザーに近い距離で対話を重ね、製品の“今”を体感してもらう好機になった様子でした。