イラン危機に何も手を打てず求心力低下に焦ったか…「会食嫌い」で有名な高市総理がチルドレンたちを慰労の異変

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「孤高の宰相」を貫いてきた高市総理。しかし、ここに来て異変が見られる。苦手とする「飲み食い」政治をし始めたのだ。いったい何が―。

復活した「自民党派閥の昼食会」

「一致結束、箱弁当」

かつて、しのぎを削った自民党の派閥は、毎週木曜日、13時から始まる衆議院本会議を前に、同じ弁当を食べ、絆を確認したという。

この「昼食会」の風景を、ほぼ派閥が消えたはずの永田町でふたたび見るようになった。党内で唯一存続する麻生派だけが昼食会を継続してきたが、他の大物政治家たちも動き出したのだ。

「地元・九州で麻生太郎副総裁と対立してきた武田良太元総務相が、旧二階派の面々を束ねて研究会を立ち上げ、木曜に定例会を開いています。

さらに旧岸田派の番頭格の木原誠二元選対委員長も、若手を集めて木曜に昼食のテーブルを囲んでいる。右腕の村井英樹元官房副長官の締め付けは苛烈で、新人議員に対し『他のグループとの掛け持ちは一切認めない』と圧をかけています」(全国紙政治部デスク)

この派閥復活への蠢きを、苦々しい表情で見つめるのが、高市早苗総理だ。自民党元事務局長で選挙・政治アドバイザーの久米晃氏が言う。

「グループの乱立は、高市政権がコケた時に備えるため。高市さんからしたら面白くないのは当然でしょう」

支持率の下落に焦る総理

高市総理が焦る背景には、頼みの綱である支持率の下落がある。報道各社の4月世論調査では、昨年11月の発足直後の支持率を軒並み下回った。久米氏は「支持率低下の原因は、威勢よく公言してきたことが一つも結果に出ていないからだ」と手厳しい。

「選挙公約の食料品消費税『2年間ゼロ』は議論されるものの、いつの間にか『1%案』が浮上、迷走しています」

追い打ちをかけるのが、収束の兆しが見えない物価高と、深刻さを増す資源不足だ。

「ホルムズ海峡封鎖でナフサをはじめ、多くの生活物資が不足し、国民生活は疲弊しつつある。それなのに高市総理は、『心配ない』と繰り返すばかり。市場も無策を見透かし、円安傾向に歯止めがかからない状況です」(同)

危機感を抱いた高市総理は、不得手な「会食」に活路を求めた。4月23日、新人議員の懇親会「鹿鳴会」に出席し、2月の衆院選で初当選した「高市チルドレン」を労ったのだった。

【後編を読む】高市総理に「焼き魚定食」を振舞われ麻生太郎は絶望した…政権瓦解を悟ったキングメーカーが振るう「次の一手」

「週刊現代」2026年5月25日号より

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