米英戦争やチャーチルのエピソード披露 チャールズ国王がアメリカでの晩餐会で歴史観とユーモアあふれるスピーチ
アメリカを国賓として訪問中のチャールズ国王は28日、ホワイトハウスで開催された晩さん会で歴史観とユーモアあふれるスピーチを行いました。
チャールズ国王は冒頭、トランプ大統領が出席する夕食会で25日に発生した発砲事件に言及し、大統領と警護当局の勇気と冷静な対応に敬意を表しました。
また、自身が初めてアメリカを訪れてから半世紀以上が経過したことに触れ、イギリスとアメリカの歴史をユーモアたっぷりに紹介しました。
ホワイトハウスを再び訪れたことについては、「ホワイトハウスでの修繕にも気づいた」と言いながら、「もっとも、1814年には我々イギリス人もホワイトハウスの再開発を試みましたが」と、米英戦争を引き合いに出し、出席者の笑いを誘いました。
さらに、当時イギリスの首相だったウィンストン・チャーチルとルーズベルト大統領の逸話を披露。
ホワイトハウス滞在中、浴室から裸で出てきたチャーチル氏に遭遇したルーズベルト大統領が、「首相はアメリカの大統領に隠すものは何もない」と言ったというエピソードに、会場は再び沸きました。
安全保障面では、NATO(北大西洋条約機構)やAUKUS(米英豪の軍事同盟)を通じた協力に触れ、太平洋戦争で活躍したイギリスの潜水艦「HMSトランプ」の鐘を、トランプ大統領に贈呈。
「連絡を取りたくなったら、この鐘を鳴らしてください」と述べました。
最後に国王は「これはボストン茶会事件(1773年)と比べれば、ずいぶん大きな進歩です」と語り、スピーチを締めくくりました。
