中国・新疆でモウコノウマ30頭が野生復帰 絶滅危惧種の回復進む

【新華社ウルムチ4月27日】中国新疆ウイグル自治区のカラマイリ山有蹄類野生動物自然保護区でこのほど、絶滅の危機にひんしていたモウコノウマ30頭が野生復帰訓練を終え、自然に放された。
30頭は2025年10月下旬、約180キロ離れた繁殖研究施設から3回に分けて同保護区に移送された。囲い込み区域で、冬季に補助飼育のため戻ってきた100頭余りと自然に合流し、冬の間に環境への適応と群れ内での競争を経て、新たな安定した群れを形成した。

モウコノウマは世界に唯一現存する野生馬とされ、かつては野生下で絶滅寸前に追い込まれた。中国では1985年に保護事業を開始し、海外から個体を導入して新疆にアジア最大の繁殖拠点を整備した。
長年にわたる繁殖と野生復帰の取り組みにより、中国では飼育下と野生の個体数がともに増加し、環境への適応力も向上している。2001年に初めて27頭を野生復帰させて以降、新疆で放たれた個体は累計176頭に上り、野外個体数は392頭まで増加した。(記者/丁磊、関俏俏)


















