ドライブ先で鍵を車内に閉じ込めてしまい、知人に「JAFを呼べばいい」と言われました。こうしたトラブルは保険だけでも対応できる気がするのですが、JAFのほうが使いやすい場面もあるのでしょうか?
車の鍵を閉じ込めたときは保険でも対応できるのか
車内への鍵の閉じ込みは、誰にでも起こりうる身近なトラブルです。外出先で発生すると慌てやすいですが、まず確認したいのは加入している自動車保険の内容です。自動車保険にはロードサービスが付いていることが多く、鍵開けなどの応急対応を受けられる場合があります。
ただし、自動車保険で対応できるとしても、サービス内容は各保険会社やプランごとに異なります。例えば、現場での作業は30分まで無料など、作業時間や回数、対象となる鍵の種類などが条件として決まっている場合があります。
そのため、「自動車保険に入っているから何でも同じように頼める」と考えるのは早計です。まずは、契約中の自動車保険のロードサービス内容や条件を、保険会社の公式サイトや保険証券・契約内容で確認することが大切です。
鍵の閉じ込みでJAFのほうが使いやすい場面とは
JAFが使いやすい場面としてまず挙げられるのは、対象の広さです。自動車保険のロードサービスは基本的に契約車両に付く一方、JAFは個人会員や家族会員の場合、「会員その人」に付いたサービスです。
そのため、マイカーだけでなく、レンタカー、社用車、友人の車でも利用しやすい点が大きな特長です。また、会員が運転している場合だけでなく、同乗している場合でも利用できるケースが多く、さまざまな状況で頼りになります。
また、JAFは会員であれば、年間利用回数に原則として制限がなく、何度利用しても原則無料(一部作業は有料になる場合があります)とされています。保険付帯のロードサービスは回数制限が設けられることも多いため、出先でのトラブルが不安な人には安心材料になります。
さらに、雪道やぬかるみでのスタック、自然災害に起因するトラブルなど、自動車保険のロードサービスでは対象外になりやすい作業まで広く対応している点も見逃せません。ドライブや旅行が多い人ほど、この差は実感しやすいでしょう。
JAFと保険をどう使い分けると無駄がないか
普段は自家用車しか使わず、ロードサービスの利用頻度も高くない人なら、まずは自動車保険の内容を把握するだけでも十分な場合があります。鍵開けが対象に含まれていれば、追加の会費をかけずに済むからです。
しかも、多くの自動車保険会社では、ロードサービスの利用だけであれば、翌年の等級や保険料に影響しないとしています。一方で、レンタカーを使う機会が多い人、家族以外の車を運転することがある人、レジャーや雪道の運転が多い人は、JAFの利便性が高いといえます。
さらに、JAF会員にはロードサービスだけでなく、レストランや宿泊施設、観光施設などで優待を受けられるため、日常生活でも活用しやすい点が特長です。こうした点を踏まえると、車のトラブルへの備えとしてだけでなく、日常で使える特典も含めて会費の価値を考えやすいサービスといえるでしょう。
鍵の閉じ込みに備えるなら自分の使い方に合う選び方をしよう
車の鍵を閉じ込めたときは、自動車保険だけでも対応できるケースは多くありますが、利用できる条件や対応範囲は保険会社や契約内容によって異なります。そのため、まずは契約中のロードサービスの内容を確認し、自分の車の使い方に合っているかを見極めることが大切です。
マイカーを中心に使う人は自動車保険のロードサービスを軸に考え、レンタカーや社用車の利用する機会が多い人はJAFの利用も検討するとよいでしょう。
このように自分の使い方に合わせて備えを選べば、必要以上に迷わずに済みます。鍵の閉じ込みは突然起こるものですが、事前に備えておけば、外出先でも落ち着いて対応しやすくなるでしょう。
出典
一般社団法人日本自動車連盟 JAF
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
