ブレーキをかけることなく...酒田市の女子中学生意識不明事故 実刑判決をうけた男は控訴、しかし控訴棄却 女子生徒は今も意識不明(山形)
去年8月、山形県酒田市で横断歩道を渡っていた中学3年生を車ではね一審で実刑判決を受けた男の控訴審が開かれ、仙台高等裁判所秋田支部は男の訴えを棄却し一審の判決を支持しました。
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控訴が棄却されたのは、過失運転傷害の罪に問われ一審で拘禁3年6か月の実刑判決をうけた酒田市東泉町4丁目の無職の男(63)です。
■今も意識が戻らず...
判決によりますと男は去年8月、酒田市亀ヶ崎で横断歩道を渡っていた中学3年生の女子生徒を軽乗用車ではねたとされています。
女子生徒は意識不明の重体となり、今も意識が戻っていません。
当時、男は横断歩道の前で停まっていた車を追い越そうとスピードを上げ、ブレーキをかけることなく女子生徒をはねていて、裁判では「停車していた車の運転手の顔を見ていて女子生徒に気が付かなかった」などと話していました。
■拘禁3年6か月の実刑判決も「刑が重すぎる」
一審の裁判で山形地方裁判所酒田支部は男の犯行について、「終始自分本位な運転をしていた」「被害者に生じた結果は死亡にも匹敵するほど重大」などとして、拘禁3年6か月の実刑判決を言い渡しています。
男は「悲惨な事故だが、刑が重すぎる」として控訴し、控訴審で弁護側は「拘禁1年6か月が妥当」だと訴えてきました。
■一審の判決を支持
きょうの控訴審で仙台高等裁判所秋田支部の小川直人裁判長は「無謀かつ危険な運転による重大な過失により事故を起こしたもので、被告人に対する非難の程度は、通常の単純な過失による事案とは比較にならないほど重いことが明らかである」などとして控訴を棄却し、一審の判決、拘禁3年6か月の実刑を支持しました。
弁護側は上告について「被告人と話し合い検討する」としています。
