「ちいさいハイラックス」実車公開!

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「ちいさいハイラックス」実車公開!

 2026年3月25日から4月5日にかけてタイ・バンコクで開催された「第47回バンコク インターナショナル モーターショー2026」のトヨタブースには「ランドクルーザーFJ」や「イノーバ ゼニックス」などと並んで、コンパクトピックアップトラック「ハイラックス チャンプ」の実車が展示されました。

「ハイラックス」は1968年3月にデビューした58年の歴史を持つピックアップトラックです。世界180以上の国と地域で販売されてきたグローバルモデルで、タイでは累計270万台以上を販売しており、「国民車」とも称されます。

【画像】超カッコいい! これが「ちいさいハイラックス」です!(30枚以上)

 なお、2025年11月には9代目となる新型ハイラックスがタイで世界初公開されており、日本市場にも2026年年央の発売が予定されています。

 そしてハイラックス チャンプは、エントリーモデルとしてハイラックスを下位で支えるIMVシリーズの新モデルとして誕生。豊田章男会長(当時)が指揮したIMVプロジェクトの精神を受け継ぎ、2022年12月にタイで「IMV 0コンセプト」として初公開され、2023年11月27日にタイで量産版として発売されました。

 デザインは直線を基調とした角ばった無骨なスタイルで、「ランドクルーザー」にインスパイアされたフロントフェイスに「TOYOTA」の文字ロゴを配置します。装飾を極力排した道具感あふれる外観は、架装ベース車両として幅広く使われることを前提としたものです。

 内装もシンプルながら、エアコン、パワーウインドウ、Bluetooth対応オーディオなど必要十分な装備を確保しました。

 ボディはシングルキャブ2ドアのみで、ショートホイールベース(SWB)とロングホイールベース(LWB)の2サイズを設定。

 SWBの全長4970mm×全幅1785mm×全高1735mm、ホイールベース2750mmはハイラックスよりひと回りコンパクトなサイズです。

 最小回転半径は4.9mと、これはトヨタのコンパクトカー「アクア」のエントリーモデル(Bグレード)と同等で、一般的なアクア(5.2m)をも凌駕する驚異的な小回り性能を実現し、市街地の取り回しにも優れています

 最大積載量は1トンを確保しており、駆動方式は後輪駆動(FR)のみで4WDの設定はありません。

 パワートレインは2.4リッター直4ディーゼルターボに5速MTまたは6速ATを組み合わせた1本立て。最高出力は150PS、最大トルクは400Nmで、ハイラックスと同等の積載性能を確保しています。

 ハイラックスチャンプ最大の特徴は高い架装性にあります。荷台には多数のボルト穴が設けられ、100社以上の架装業者の情報が提供されるなど、多様な用途に対応できる「70パーセント完成の白いキャンバス」として開発されました。

 移動販売車やキャンプ仕様をはじめ、用途に応じた自由な架装を楽しめるといった”作れる”点がチャンプの最大の魅力です。

 タイでの価格は51万9000バーツから61万5000バーツ、日本円で約258万円から約305万円です(2026年4月中旬時点のレート、以下同)です。

 なお、ハイラックス チャンプ日本市場への導入についても熱い期待が寄せられています。

「東京オートサロン2024」および「東京オートサロン2026」では群馬トヨタが実車を展示するなど機運は高まっており、保安基準や排出ガス規制への対応を経た日本導入が待たれます。

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 同イベントのトヨタブースには、ハイラックス チャンプのほかに「ハイラックス レボ(Revo)」と「ハイラックス トラボ(Travo)」も展示されました。

 なかでもトラボは2025年11月にワールドプレミアされた9代目で、2.8リッター直4ディーゼルターボ(204PS/500Nm)搭載のディーゼル仕様と、ハイラックス初のBEV「トラボe」(196PS/59.2kWh)を設定。

 タイでの価格は76万7000バーツ(約381万円)からで、日本市場ではディーゼルモデルが2026年年央に発売予定です。