迷った局面は積極策。レギュラーシーズンで大活躍した“猛将”がようやくポストシーズンで勝ち名乗りを上げた。「ZOZOTOWN Mリーグ2025-26」セミファイナルシリーズ、4月17日の第1試合はEX風林火山・永井孝典(最高位戦)がトップ。全20局に及ぶ長丁場の戦いを制した。

【映像】攻めてこそ猛将!永井孝典、逆転のハイテイ跳満ツモ

 この試合は東家からKONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)、TEAM雷電・萩原聖人(連盟)、永井、赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(最高位戦)の並びで開始。たろうの跳満ツモから始まり、永井も東3局に7800点のツモで応戦。さらに東3局2本場は佐々木から親満貫を決め、たろうを逆転した。中盤は攻め手が決まらず、萩原の猛攻に頭を下げる展開。南2局3本場に親満貫をツモられると、トップ目を明け渡してしまう。

 同4本場、永井に先制攻撃のチャンス。赤とドラ9索を持った手で、萩原との間合いを図る。萩原もまた中を仕掛けて親満貫含みの絶好機。先にテンパイしたのは永井。14巡目、4・7筒待ちでテンパイすると、長考の末にリーチを選択。ダマテンなら5200点の手を、トップ奪回へ向けてより大きな加点を狙った。

 たろうのチーでハイテイが巡り、そのタイミングで永井がツモ。リーチ・ツモ・ハイテイ・白・赤・ドラの1万2000点(+1200点)を手に入れた。

 これでトップ目に立った永井。南3局1本場に萩原が3900点(+300点、供託1000点)をたろうからアガったことで再び2着落ち。しかしその萩原が南4局にたろうへ1500点を放銃し、再び永井がトップ目へ。目まぐるしい展開で迎えた最終局の南4局2本場、佐々木が萩原から1300点をアガり、試合終了した。

 2時間超のロングゲームを終えた永井、試合後は「長かったですね」と疲れを隠せなかった。「東場は気持ちよく点数を稼げたのですが、点数を持った南場の回し方が課題。チームの練習でも想定してやっていますが、難しかった」とコメント。南2局4本場の跳満については「萩原選手がテンパイならばソウズが濃厚。ピンズを切って回すか、ヤミテンか、リーチか迷いました。ラス目は点数が離れていたので、トップを目指して、大きく加点するほうを選びました」と説明した。

 レギュラーシーズンはMVPを争う活躍で、ルーキーイヤーながらチームの首位通過に貢献した。ポストシーズンでもその勢いを見せれば、ライバルにとって何よりの脅威。永井は最後に「踏ん張りどころのトップはうれしいです」と柔和な笑顔を浮かべ、ファンからは「本当に嬉しい!」「永井ようやった! かっこよかったぞ!」と喜びの声が相次いで送られた。

【第1試合結果】

1着 EX風林火山・永井孝典(最高位戦)4万900点/+60.9
2着 TEAM雷電・萩原聖人(連盟)3万8100点/+18.1
3着 赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(最高位戦)1万6000点/▲24.0
4着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)5000点/▲55.0

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チーム、2025-26シーズンから全10チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各120試合(全300試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は7000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)