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 ◇インターリーグ ドジャース14─2ブルージェイズ(2026年4月5日 トロント)

 ドジャースのダルトン・ラッシング捕手(25)が6日(日本時間7日)、敵地でのブルージェイズ戦に「8番・捕手」で先発出場。2打席連続本塁打を放つなど、4打数4安打2打点の活躍でチームの大勝に貢献した。

 2回2死の第1打席で右前打を放つと、4回の第2打席は死球で出塁。5回の第3打席は中前打をマークした。

 ただ、見せ所はここからで、7回の第4打席で低めスライダーをすくい上げて右中間スタンドに2号ソロを放り込むと、8回の第5打席でも低めカーブを狙って、同じように右中間スタンドへ2打席連続アーチを放った。

 1試合2本塁打、4安打はともにメジャー初で「この波にはできるだけ長く乗り続けたい。チームに貢献できたことがうれしい」と笑顔が弾けた。

 打撃フォームを「いくつかシンプルにした」と明かし「完璧である必要はないと気づいた」とラッシング。「それでも結果や長打は出せる。今日それが証明されたと思う」とうなずいた。

 チームには正捕手スミスがいるため、出場機会は限られるものの「昨年は精神的に難しい状況だった。自分の役割をどうこなすか模索していたが、今年は理解が深まっている」と昨年の経験が生きているとし「毎試合ヒットを打てるわけではないし、毎試合結果が出るわけでもない。それを受け入れる必要があった」と割切ることの重要性を確認。「結果を出すことも大事だが、プロフェッショナルであることの方が重要だと思う。それが結果的に出場機会につながる。バックアップであることを気にしてはいない」と語る。

 そして「多くの優れた捕手や選手も、最初はバックアップからスタートしている。自分の役割を全うし、チャンスが来た時に結果を出すだけである」と言い切った。

 ロバーツ監督も「打撃では少し落ち着いてきている。スイングもよりシンプルになっている。無理をしなくても結果は出るということを理解し始めている」と成長に目を細める。

 その上で「ただ、彼にはまだ学ぶべきことが多い。優勝を狙うチームの正捕手になるには、まだ多くの成長が必要である」とも語り「試合に出ていない時でも学べることは多いし、それが長期的には必ずプラスになる。能力的には正捕手になれる選手であるが、まだ許されないミスもある。打席の質、準備、配球、投手との関係性、すべてが今後さらに向上していく必要がある。その手本となる選手がウィル・スミスである」と指摘する。

 今季は出場機会を増やす方針ながら、あくまで正捕手はスミスで、スミスの休養時にスタメンマスクをかぶる見通しで「良いプレーをすればプラスにはなるが、基本的な起用方針は変わらない」とも語った。