イングランド戦で三笘はどのポジションを任されるか。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/現地特派)

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 北中米ワールドカップのアジア最終予選で猛威を振るった攻撃的ウイングバックが、強豪イングランド代表とのアウェーゲームでも通用するのか。

 “聖地”ウェンブリー・スタジアムでの一戦、おそらく日本代表は3-4-2-1システムのシャドーとウイングバックに堂安律、伊東純也、三笘薫、中村敬斗を起用するだろう。

 この攻撃的人選が強豪国に通用するのか。ただ、この布陣が機能するかは単純に個の能力だけでは決まらない。

 押し込まれれば、彼らの最大の持ち味であるオフェンス力が消える。だからこそ問われるのは、ウイングバックの攻撃性そのものではなく、前線からの守備がどれだけ機能するかだ。

 イングランド戦で強固な守備網を形成するためには、ハイプレスがハマるかが最大の焦点になる。最終ラインが引きすぎず、ミドルゾーンでコンパクトな陣形を保てるか。その前提が、CFと2シャドーの連動したプレッシング。この3人の動き次第で、日本の重心の位置は大きく変わる。
 
 CBの渡辺剛も、その重要性を強調する。

「予測できる守備をイングランド戦でもやらないといけない。相手がなんでもできる状態だと絶対に止められない。本当に一人ひとりの技術が高いチームなので。選択肢を減らす意味で、イングランド戦ではハイプレスが必要ですね」

 ワールドカップ本大会を見据え、「攻撃的なウイングバックで大丈夫か」との声もあるが、より重要なのはハイプレスの出来だ。

 CFの軸は上田綺世が最有力。そのうえで、この試合の鍵を握るのは2シャドーの人選と役割だ。前線の守備が機能してこそ、攻撃的ウイングバックという選択が成立する。

 森保一監督は常に言っている。良い守備から良い攻撃が始まる、と。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長/現地特派)
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