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24日、政府は学生の就職活動の日程に関して、経済団体や業界団体に対しルールの順守を要請した。現在、就職活動の早期化や形骸化が進んでおり、今後はルールを見直していく方針だ。

2028年春卒業予定の学生に関して、原則として大学4年の6月1日に採用選考を開始し、10月1日以降に内定を出すよう求めた。就職活動の日程ルールが守られていない状況が続いており、学生の学業に支障が出ている状況への対応だ。また、内定を出した学生に対して就職活動を終えるよう促す「オワハラ」の防止も要請した。2029年春卒業予定の学生については、今後ルールを見直していく。

就職活動の早期化に関しては、星野リゾートが注目を集めた。リゾートや温泉旅館を運営している同社は、2024年に採用制度を変更。学年に関係なく入社試験を受けられるようになった。1年生でも内定が取れるようになったことで、SNSなどで話題となった。また、「ユニクロ」や「GU」を運営するファーストリテイリングも通年採用を導入しており、1年生でも応募が可能だ。

最終面接まで進んだ実績を評価し、他社からスカウトが届くサービス「ABABA」を運営している株式会社ABABAは、今年1月に「就活早期化に関する意識調査」を実施。7日から30日にかけてインターネットを用いて2027年3月卒業予定の大学3年生、修士課程1年生を対象に行い、232人から有効回答を得た。

就職活動を開始した時期を尋ねた質問では「大学3年の4月頃」が21.6%で最も多かった。次いで「大学3年の7月頃」が17.2%、「大学3年の8月頃」が14.2%という結果となっており、多くが3年の夏頃までには就職活動を始めていることになる。

また、「大学3年生/修士1年生のうちから選考が始まることについて、どのように感じますか?」という質問に対しては、「早い」が19.8%、「少し早い」が35.8%となっており、半数以上が早期化を実感していることが判明した。

さらに、大学3年、修士1年という時期に、本来であればどのように過ごしたかったかという問いに対しては、「アルバイトや社会経験を積みたかった」が31.9%、「趣味に時間を使いたかった」が30.6%であった。「就活をするのが適切だと思う」と回答したのはわずか7.3%しかおらず、ほとんどの学生はほかにやりたいと考えていたことがあるようだ。

政府の要請によって学生の就職活動はどのように変わるのか。学生だけではなく、多くの企業が注目している。