キューバで大規模停電 米国による石油供給網遮断の影響はプロ野球界にも
21日、キューバ当局が国内で大規模停電が発生したと発表。過去1週間で2回目となる停電で、背景には米国による石油供給網の遮断がある。影響は日本のプロ野球界にも広がっており、ファンの間で話題となっている。
今年1月、ベネズエラのニコラス・マドゥロ前大統領が米軍に拘束されて以降、トランプ米大統領は石油封鎖を維持している。キューバにとってベネズエラは重要な石油供給国であったため、キューバ経済は深刻な打撃を受けた。
トランプ大統領はベネズエラへの軍事攻撃後、「キューバは崩壊寸前」「キューバには石油も資金も一切供給しない」といった発言を繰り返している。また、今月16日には、キューバに対して「私は何でもできる」とコメント。キューバと米国は協議を行っているが、米メディアによれば、トランプ政権はキューバのディアス・カネル大統領を退陣させようとしているとのことだ。
石油供給網遮断による大規模停電の影響は、プロ野球界にも広がっている。福岡ソフトバンクホークスのリバン・モイネロが23日時点で来日できていない。停電の発生により、上手く連絡が取れていないとのことだ。モイネロは2025年にパ・リーグの最優秀選手賞を受賞するなど、チームの連覇と日本一に大きく貢献した。
また、読売ジャイアンツのライデル・マルティネスも、23日時点で来日していない。中東情勢の悪化により、航空券の手配が難しくなっているとのことだ。2024年オフに中日ドラゴンズから移籍し、2025年はチームの守護神として活躍。2年連続となる最多セーブのタイトルを獲得した。
2人に共通しているのは、どちらもワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のキューバ代表であるという点だ。キューバ代表はほぼ全員が帰国する必要があった。23日時点では実現していないが、近日中に来日できる予定だ。
大規模停電は、首都ハバナで22日午後までに半分ほどで電力が復旧したものの、国内情勢は依然として不安定だ。プロ野球には過去にもキューバ出身の選手が多く在籍していることもあり、情勢を不安視しているファンは多い。
