片道「15km」の通勤にマイカーを使用。アイドリングをやめるだけで、月のガソリン代はいくらくらい節約できるものなのでしょうか?

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通勤での節約は、燃費の良い走り方よりも、ムダに燃料を燃やす時間を減らすほうが効くことがあります。アイドリングはその代表です。どれくらい節約できるかは、1日あたり何分アイドリングしているかで決まります。計算式は単純なので、目安を作って自分の生活に当てはめてみましょう。

アイドリング10分で燃料は約130ミリリットル消費する

環境省のエコドライブ10のすすめでは、エアコンをオフにした場合でも、10分間のアイドリングで約130ccの燃料を消費すると示されています。つまり、アイドリングを減らす節約は、走り方というより停止中の燃料消費を削る節約です。
ここから、節約できる燃料は次のように計算できます。
月の節約燃料 = 0.13L ×(月のアイドリング削減分数 ÷ 10分)

全国平均価格でざっくり円換算すると、意外と現実的な金額になる

経済産業省 資源エネルギー庁の資料では、2026年2月16日のレギュラーガソリン全国平均価格は156.7円/Lとされています。これを使うと、節約額は次のように見積もれます。
月の節約額 = 節約できたリットル × 156.7円
たとえば、出発前の暖機、コンビニ待ち、会社到着後のエンジンかけっぱなしなどをやめて、1日あたり合計10分のアイドリングを減らせたとします。
月の通勤日を22日とすると、
節約燃料 = 0.13L × 22日 = 2.86L
節約額 = 2.86L × 156.7円 ≒ 448円
1日20分なら約896円、1日30分なら約1344円が目安です。数字だけ見ると小さく感じますが、年で見ると約5000円から1万6000円程度になります。

通勤片道15kmなら、節約の中心はアイドリングより「短距離の寄り道減らし」も効く

片道15kmだと、走行距離自体もそこそこあります。アイドリング削減に加えて、寄り道をまとめる、渋滞を避けるなどの工夫も合わせると効果が積み上がります。環境省は、道に迷って10分余計に走ると燃料消費が増えるという例も示しており、ルート選びも燃費に効くと分かります。
アイドリングを減らすことは安全性を高め、近隣への配慮にもつながるので、まずは無理なく続けられる範囲で削るのが現実的です。

まとめ

アイドリング10分は約0.13Lの燃料消費という目安があるので、削減できた分数を月に合計し、ガソリン価格を掛ければ節約額が出ます。1日10分減でも月400円くらいの効果が出ます。まずは出発前の暖機をやめ、待ち時間のエンジン停止を習慣にするところから始めると、負担なく続けやすいです。
 

出典

経済産業省 資源エネルギー庁 燃料油価格激変緩和対策事業 ガソリン全国平均価格の推移
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー